47 jeonghan ページ3
「今日学校説明会もないよな。なんでここにいるの？」
保健室までの道のりで会話を始める。
「サッカー部に幼馴染がいるんですけど、今日試合だったので応援に来たんです」
「へぇ〜〜」
すぐに保健室について、ベッドに横になる。
「助かった。ありがと」
「いえ。お大事に」
名前は？そう聞こうとした時に、
「A！」
と走りこんできた男。
サッカー部のユニフォームを着てる。
確か、スンチョル、とかいうやつじゃなかったっけ。女子がよく騒いでる。
「保健室に入るのが見えたから」
「あぁ、この人具合が悪くて連れてきたの。
…そんな走ってこなくても良かったのに」
そういう彼女の頬はほんの少しだけ赤くて、それは暑さのせいではないことは明確だった。
こいつが、例の幼馴染なのか。
「じゃあ俺着替えてくるから駐輪場で待っててな」
「私も一緒に途中まで行く！
ゆっくり休んでください」
彼女は小さく笑って保健室を出て行った。
A。
連絡先聞いときゃ良かった。
少しすると保健室の先生がやってきて、顔が赤いよ！と言ってきたけど、
これは熱中症のせいじゃない。
_________________
こんなんでもなんだかんだ俺は生徒会の副会長をやっていて、入学式にも出席していた。
長〜い校長の話は右から左に流して、もしかして、だなんて期待を寄せてあの子を探す。
______あ。
つまらない校長の話をしっかり前を向いて聞いている、あの子。
「また会えた」
隣の生徒会長で俺の親友のジスが、ん？と言ったけど、俺の目はあの子から離れなかった。
____________
「ペダルもぎとられちゃ困るなぁ。それ、俺の」
え、と慌てる君。
しばらく話をしても、1年前となんら変わりはなかった。
だけど、俺のことをどうやら覚えてないらしい。
道のりは長そうだ。
「じゃあね、A！」
チラッと後ろを見ると、びっくりした顔の君。
やっと君の名前を呼べたんだ。
絶対、惚れさせてやる。
不思議そうに見ていたあいつに、
そんなにゆっくりしてたらもらっちゃうよ？
と、笑いかけてみた。
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Annabeth(プロフ) - 初めまして！昨日見つけて、一気読みしました！！最高です！スンチョルと付き合ってからのエピソードとかもっと読みたいです！できたら書けますか？ハニがかっこよすぎて、本当にかわいそうになりました。ハニの方の小説も読みます。お疲れさまでした。面白かったです。 (2020年3月2日 22時) (
レス) id: 5f9898e92c (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - ハニもスンチョルもたまらんでした…ハニのお話も読みたいです！！！ (2016年8月31日 1時) (レス) id: 7df7e27def (このIDを非表示/違反報告)
あやろみ(プロフ) - とてもドキドキしながら読んでました♪面白かったです！ハニの方の小説も読みたいです！ (2016年8月20日 18時) (レス) id: d384b3a0b4 (このIDを非表示/違反報告)
まなつ - とてもおもしろかったです◎もっともっと読みたいです♪おつかれさまでした！ (2016年8月20日 13時) (レス) id: 9184fa09c8 (このIDを非表示/違反報告)
いぇりむ(プロフ) - 楽しく読まさせていただきました!ハニ君のお話も是非読まさせていただきたいです^^ (2016年8月20日 3時) (レス) id: ef88a7389b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ティラ子 | 作成日時：2016年7月29日 18時
