忍術学園学園長に大切な人を奪われた【忍たま】 (ページ6)

今日:4 hit、昨日:24 hit、合計:7,549 hit

見つけた！ページ6

傷口の包帯を優しく擦りながら、
ーーーある一言を放った、緊張しながら控えめに

「あの、大川平次渦正という忍者を
ご存知ありませんか？」

するとそこで座っていた乱太郎が
微笑み。

「それは、私達、忍術学園の学園長ですよ」

純粋な笑顔で言葉を口にした。

「乱太郎…学園のことはあまり
話さない方がいいんじゃないかな？」
「あ、すみません。私ったらつい…」

「「「あの！！！！」」」

突然大きな声で放った私の言葉に
ふたりはびくっとする

「その…！！ここの学園長なんですね！！
大川平次渦正は！！！
それはほんと、なんですね！？」

「あ、は、はい…そうですけど」

やったやっやったやったやった
ついにみつけた。みつけた。みつけた。

これで、こいつを殺せばやっと
わたしも妹のところに行ける。

激しい喜びが私の心を震わせた

まさか＿＿こんな＿偶然に＿＿＿。

その後にまた一つ
ふたりにお礼をして、出門表にサインをして
学園を出ていった。

さぁ、居場所はわかった。

あとは、いかに、どうやって
殺してやろうか。

口の端が高く上がってしまう。

数年忘れもしなかった
私の大切な人を奪ったそいつが
もう明日にでも殺そうと思えば、殺せる

学園を出ていったのは準備のため。
今は包丁も、槍も持っていない。

帰ったら準備をしなくちゃ

心の中でまた保健委員に感謝をして
帰路に着いた。