忍術学園学園長に大切な人を奪われた【忍たま】 (ページ21)

今日:9 hit、昨日:14 hit、合計:7,568 hit

綾部喜八郎最高の墓穴をページ21

僕は今、先輩に頼まれて墓穴を掘っています
そうです。あの子の為に最高の墓穴を＿

僕と伊作先輩が
張り込んで居た時、城からある一人の

女の子が出てきました
それは、僕が深く穴に入れて置いていたはずのあの子でした

それを見て僕達は
「協力者はタソガレドキ」の説を確信しました。

情報収集をしていた他の上級生らを
集めて、学園へ戻ると、一通の手紙が来ていたのです。

＿＿なんと、乱太郎が誘拐されてしまいました。

土井先生や一年は組はひどく心配して
いました。
もちろん、僕も乱太郎が心配でしたよ

伊作先輩はびっくりしていた。

忍術学園全員で、指定された
場所へ行くと、やはりあの子が居ました。

あの時は汚れた着物を着ていましたが
新しい桃色の綺麗な着物を着ていました。
その着物を着て花を摘んだあの子は

美しかったです。

最期のときの、あの子の顔は
これから自分が死にゆくのに痛いのに

なぜかとても幸せそうな表情をしていました。
僕も、こんな風に死ねたらいいな。
と、考えてしまった

墓穴が完成してあの子を
穴の中に入れる。縄で縛っていないよ

二度も穴にこの子を入れることに
なるなんて。しかも死体をね。
大変奇妙だと思った

最後にその子の
幸せそうな顔を見て、土を掛けた

＿＿さようなら、どうか来世では
妹さんと楽しく暮らせるといいね