ハリー・ポッターと碧い瞳の少女

17話 ページ18

Aはやっと最後尾の車両近くに空いているコンパートメントの席を見つけた。


しかし、列車の戸口から重いトランクを押し上げようとしたが全然持ち上がらない。


貴「お、重い...」


(どうしよう...)


？「やあ、お嬢さん」


？「お困りかい？」


？「「手伝おうか？」」


声のした方を振り返るとそっくりな赤毛の双子がいた。


貴「お願いしてもいい？」


？「よし、まかせろ！」


双子の1人が言った。


2人の会話を聞いていると双子の名前はフレッドとジョージらしい。


(そっくりだな〜。でも若干 顔とか声が違う気がする...)


双子のおかげで無事にトランクを運ぶことができた。


貴「本当にありがとう！」


双子「「困ったときはお互いさまさ！」」


それじゃあ！と2人は去っていった。


そのあとすぐにハリーとハリーのトランクを持った双子がコンパートメントに入ってきた。


ハリ「A！」


貴「ハリー！遅かったじゃない。」


フレ？「おや？2人は知り合いかい？」


ジョ？「さっきぶりだね、お嬢さん。Aっていうの？」


Aは、ええ、A・フォーサイスよ。と答えた。


ハリ「Aも手伝ってもらったの？」


貴「うん、重くて。」


ハリーは双子にありがとう。と言い、汗びっしょりの前髪をかきあげた。すると、


フレ？「驚いたな。君は...」


ジョ？「彼だ。君、違うかい？」


ハリ「何が？」


双子「「ハリー・ポッターさ。」」


ハリ「ああ、そのこと。うん、そうだよ。」


双子はポカンとハリーに見とれている。


そこに外から双子の母親らしき人の声が流れ込んできた。


双子の母親「フレッド？ジョージ？どこにいるの？」


？「ママ、今行くよ。」


2人はじゃあまたね。と列車から飛び降りた。

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