鬼姫のココロ【鬼滅の刃】

猗窩座 ページ3

タンッタンッ


町娘「キャアアアアアアアアアア！！！！！！！た、助けて！誰かっ」


鬼「叫んでも誰も来ね」


『ホント、鬼ってどうしてそんなに欲望のままに生きてるの？』


鬼「あぁ！？んだお前……！！お前も鬼だろ！気配が鬼だ、高いところから見下ろしやがって！！！」


『私、別に人間の味方でも鬼の味方でもないの。最善の選択を取るだけ……まぁ、だいたい私のその時の気分なんだけど。ねぇ、すごくお前…目障り』


鬼「なん」


ブシャッ！！！！！！！！！！！


町娘「ひっ」


『…帰りなよ、夜道を一人で歩かないようにね。何がうろついてるかなんて分からないんだから』




猗窩座「また人間を助けているのか」


『！猗窩座。別に助けてるわけじゃない、ただ…気に入らない。欲望を剥き出しにしてる奴を見ると気持ち悪くて吐き気がする』


猗窩座「数少ない人間だった頃の記憶があるお前だ…そう思うのも仕方が無い。だが、そのまま血も飲まず殺さずでいては強くはなれない」


『そうかもね。でも、どうでもいい…人間だった頃は強さが一番だった。強さを追い求めていた。…鬼を殺さずとも……私は強いよ、お前よりも』


猗窩座 ピキッ「……どうだろうな」

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