スーパーリーダーと恋をするッ‼︎‼︎‼︎ (ページ34)

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-デビュー発表後-

朝早くにファンのみんなに報告し、会見に生配信に歌番組の生放送と、休む間も無く時間は過ぎていった
密着のカメラもあったため、俺含めメンバー全員常にアイドルを全うした
そんなメンバーを誇らしく思うし、デビューできて良かったと毎秒のように思う

会見は屋外で、一般の人も遠くからではあるが俺はを見ることができ、わざわざ駆けつけてくれたファンに手を振る
キャーという声にも聞き慣れたが、いつ聞いてもやっぱり嬉しいもんや
…もしかして、来てへんかな、とAさんを探すが、平日やし、仕事やんな、と勝手にへこむ
きっと俺が次スマホを開いた時には、何かしら反応を送ってくれているやろう、それが楽しみ

すっかり暗くなり、YouTube生配信の最後の挨拶をもって、俺たちの怒涛のデビュー祭りも無事完走した
メンバー全員号泣しながら配信は締めくくられた後も、現場は超感動ムードで、普段はこんなことせんけど6人でぎゅーっと抱き合った

配信が終わってもコメント欄はすごいスピードで流れていき、改めてファンの愛を感じる

余韻に浸りながら俺らはホテルへ戻る車に乗り込んだ

ほぼ24時間ぶりにスマホを開く

…が、期待していたAさんからの返事がなかった

隣の席のたいせーに、思わず

『Aさんから何も反応来てへん』

と言ってしまった

「ん？なになに？恋のお悩みですか？」

『あ、あかん、つい言うてもうた』

「返事が来てない？ん〜これは！向こうが1枚上手でしたな！ざんねん！」

『なんやねんそのノリ』

「ごめんごめん、気遣ってなんも送れんかったんちゃん、知らんけど」

『俺これどうしたらええ？』

「電話したら？その方が早いやん」

『あ〜電話かぁ』

「Aさんがどう思ってるかとか俺らが分かるわけないし、直接聞いた方がええんちゃう」

ぜひスピーカーにして電話してくれと横で茶化されながら、恐る恐る彼女に電話をかける

…結果、最悪な展開
思わず今から行くと言ってしまった

💚「…えっとー、これー、まずいっすよね」

❤️「…どうすんねん、こじま」

『…ほんまに、ごめん、でも俺、いま行かな、、』

🧡「…このあと、打ち合わせやっけ？」

マネ「…っはい、着いて、着替えやら荷物の整理やらが終わり次第にはなりますけど」

ドクドクと心臓が高鳴るのが聞こえる
Aさんを失う恐怖、メンバーやスタッフさんに迷惑をかけてしまうかもしれない申し訳なさで
押し潰れそうやった