スーパーリーダーと恋をするッ‼︎‼︎‼︎ (ページ33)

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💜side

-デビュー発表前日-
俺らは急に会社に呼び出され、「君たち明日デビューします」と告げられた

『…え？まじですか？』
🧡「ほんまですか？これ」
💚「…え〜」

年上3人は静かに、睨むように前を見つめていた

「君たちの反骨精神というか、雑草魂というか、ここ数年でより君たちらしくこの時代に立ち向かおうとする姿を見て、今がその時だと判断した」

❤️「…ありがとうございます！」
せーやくんの目は少し赤く、涙を堪えているように見えた
俺らもその言葉に続いて礼を言う

「今から忙しくなるぞ、覚悟決めろ」

お互いの顔を見て、頷き合った

明日の流れの説明を受けながら、少しずつ実感が湧いてきた
今ならどこの誰にでもなんでもしてやれるような気分

会見の衣装合わせ、打ち合わせ、各出演番組の台本の読み合わせ、挨拶の確認、時間、立ち位置諸々、リハにリハを重ねていると、気づけば外は真っ暗やった
明日まで、どこにも漏れないよう極秘に進められたデビュー決定は、もちろん家族にも話せない
ただ、どうしても、Aさんのことが浮かび、早くバラしてしまいたくて仕方がなかった
考え抜いた末、あんな匂わせLINEを送った
Aさん、デビューめっちゃ喜んでくれるんやろなぁ
早く知ってほしい、早く俺に、あの綺麗な笑顔で、おめでとうって言ってほしい
そうやってAさんのことを考えている俺は、分かりやすく浮かれているようで、メンバーにはとっくにバレていた

部屋に6人だけになると早速最年少がいじってきた
💚「…こじまくん、またAさんのこと考えてるでしょ」

🧡「ほんまやで、嬉しそーな顔して」

💛「きみたちって付き合ってんの？笑」

『…そんなんじゃないって笑たぶん向こうは俺のことアイドルとしてしか見てへんから、』

🧡「…へぇ〜笑」

❤️「こじまは女の子として見てるんや？Aさんを」

『…いや、マジでそんなんじゃないから、
安心して、こんな時期に色めき立つほどバカじゃない』

💙「…まぁまぁ！本人がそー言うてるんやし、この話はこの辺にしとこ、な？」

🧡「あーもー！まっさん！あともーちょっとでおもろ弱み握れそうやったのに！」

❤️「こいつ悪ッ笑」

💛「恨みでもあるん？笑」

“なに？どういうこと？”

わりとすぐAさんから返事が来て、
まんまと俺に振り回されているのが嬉しかった

また俺は表情管理できてないのだろう、メンバーが俺を見てニヤニヤしてきた