スーパーリーダーと恋をするッ‼︎‼︎‼︎ (ページ32)

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𝟑𝟏 ページ32

「俺、順序飛ばすのはほんまに嫌なんやけど、」

『ん？なんのこと？』

「いや、好きだ、好きだ→好きだ！→付き合おう！→キスしよう！→からだを、、」

『おっけー！もういい！わかった！笑』

何を言い出すねんコイツは

「でも、めっちゃキスしたい」

『ふーん、私はいやでーす』

なんて、嘘やけど

「えー、じゃあええわ」

『ごめんごめん、うそやっ、、』

私の言葉は、彼の唇で塞がれた

そのまま彼は左手で私を抱き寄せ
右手で私の頬を包む

驚いて固まってしまう

『…ッ、、ん、、』

結構激しくて、息ができない

彼はキスをやめると満足した顔で

「もう一回言うで、キスしていい？Aちゃん」

名前ちゃん付けにして、ドヤ顔で言うから
負けたくなくて

『どうなっても知らんで、健くん』

初めて名前を呼んだ

彼が少し驚いた表情をした隙に

服を引っ張って引き寄せ、私からキスをした

できればずっと、こうしていたい
このまま2人でどこか行ってしまいたい

デビューしたての彼にはあまり時間はなく

もう戻らないといけないらしい

「これ、持っといて」

彼は自分の指につけていた指輪を外し

私の左手の薬指に入れようとしたが

あかん、ブカブカやんって笑われて

私の手に握らせた

『薬指はまだ早いってことや』

「いつかちゃんとしたやつ、プレゼントする」

『ふふ、期待させてもらいます』

指輪にはkozzyと彫ってあった

『大丈夫？もらっても』

「俺が初めて作ったリング。裏は花が彫ってある。」

『へぇ〜、いいね、ありがとう嬉しい』

「良かった。思い入れがあるから、やからこそ、Aちゃんに預けたい」

『あー、いつかきっと返しに来いってやつ？』

「そう、立派な海賊になってな」

『むずいなそれー笑』

「まぁ、大切なリングやから、俺の心やと思って、持っててほしい、です」

『わかった。大切にする』

「頼んだで」

眩しすぎる笑顔で、
優しい声で私の名前を呼び、
大きな手をひらひらさせて、
何度も振り返りながら
かれは去っていった

1人でベンチに座り、空を見上げてみた
特に何も感じないけど

【同じ空の下で繋がっている】

素敵な言葉を思い出す

泣き過ぎた、明日目開くかな