スーパーリーダーと恋をするッ‼︎‼︎‼︎ (ページ26)

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家に入ると、紗奈ちゃんが私の好きなオレンジジュースを用意して待ってくれていた

「お疲れ〜楽しかった？」

『うん、なんか思ったより、晴人が成長していた』

「へぇ〜、写真撮った？」

晴人が記念にって撮ってくれた写真を見せる

「ほんまや〜前を知らんけど男前やな！笑」

Aちゃんに似てるね〜って呟きながら自分の飲み物を取りに行った
写真には💜も写っているのにそれには触れない
いつもそう、紗奈ちゃんは、私が言うまで、踏み込もうとしない
冷たいように感じるけど、私にはそれがありがたい
私は自分の気持ちに整理がついてから、答えが出てから、
人に相談するタイプで

まだ揺れているタイミングで相談すると、
私の選択は、相談した人の意見に大きく左右されてしまう

それが嫌で、私は、気持ちの整理ができるまであまり相談事はしないし、干渉されると少し引いてしまう

2人ともキャピキャピしたタイプじゃないから
この距離感が心地よい

『…紗奈ちゃん、また、聞いてな』

紗奈ちゃんは、ええよ、と微笑む

「明日休みやんな！私も休みやからどっか行かん？」

『お！私ここ行きたいねん、、』

推しの連絡先を手に入れたときって、
もっと舞い上がって、誰かに自慢して
何度も連絡先を表示したり、トークを見返したり
そんな感じかと思ってたけど

彼とのやりとりは一瞬で生活の中に溶け込んで。

1日に何回かLINEするだけ
何か特別なことがあるわけでもなく

相変わらずテレビやYouTubeで見る💜はかっこいいけど
私のスマホの中の💜は気の合う友達でしかなくて

成功したオタク、とは違う気がした

何気ないやりとり。
たまにはアホみたいなこと送ってこられたりして。
彼からの言葉は私を安心させてくれた。

私の研修も残り1週間となった頃

こじま明日、楽しみにしてて

なんや？と思い答えを催促したが既読はつかず

大人しく明日を待つことにした