スーパーリーダーと恋をするッ‼︎‼︎‼︎ (ページ18)

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𝟏𝟕 ページ18

あれから。
私は地獄の研修生活を送っていた

早く今日が終われと、毎日思っていた

でも土日は休みなので、気晴らしに東京をブラブラしてみようかと考えていた、昼休み

弟から着信

『…もしもし？』

晴人「…あ〜ねーちゃん、今モニタリ◯グの収録終わったんやけど」

あの奇跡のことは晴人には内緒にしといた

『どーやった？びっくりしたやろ？笑』

晴人「いやほんまにびびった、から、表情管理出来てへんし、俺普通に、ねーちゃん！！って言うてもうたからさ、そしたらなに？あのビデオメッセージ、マジで恥ずかしかった」

私にはわかる。晴人はめちゃくちゃ喜んでいる

声が嬉しそうやもん、可愛い弟だ

『素直にありがとうと言えば良いのよ晴人くん♡』

晴人「…フン。それで、もういっこ、、

こじけんさんがさ、、、、」

その名前を聞いて、なぜか姿勢を正してしまった

あの日が私の人生のピークだったと納得し、これまで通り幸せにファンでいよう、これ以上望んではいけないバチが当たる、と、
弟にあれこれさせようなんて企みは消え去っていた

まだ続きがあるのか、あの幸せに、と少し期待した

晴人「めちゃくちゃ良い先輩でさ！！！ノリが合う感じ？
楽屋でもめっちゃ話してくれてさ！
ほんで連絡先交換してもらった！！！
どう？ねーちゃん！羨ましいやろ？？」

『…はいはい、羨ましい羨ましい』

ちょっと期待した自分が情けない

ねーちゃんに会いたいらしいとか言うかと思った

晴人「ん？なんか思ってたんとちゃうなぁ反応が
もう推してないかんじ？」

『なわけないやろ、弟のくせに勝ち誇られたような態度に腹が立っただけ』

晴人「なにそれ、この後こじけんさんとご飯いくけど、ねーちゃん誘っても良いですかって聞いた俺が間違いやったわ」

『すみません、晴人様。詳しくお話をお聞かせできないでしょうか。』

我ながら清々しい手のひら返しだ。

晴人「…しゃーなしな、場所LINEするから来れそうなら来て」

『はぁ〜なんて素晴らしい弟！なんでもするからねぇ！
、、ちなみに、その方は私が来ること嫌じゃなさそう？』

晴人「あの面白い人にまた会えるんやって言ってた」

…面白い人、か。まあ嫌がられては無いからええか

『てか、晴人にも久しぶりに会えるやん、緊張』

晴人「イケメンになった俺を見て惚れるなよ」

『鼻へし折るぞ』