蝶屋敷の食事係の私と霞柱の間に子供ができた件。弐【時透無一郎】

弐拾陸ノ話 ページ29

カナヲside




…！




あいつが、弱体化してきている…?!



私は次々と飛んでくる攻撃を避けながら考える。



さっきまではこんなこと考える暇などない攻撃で身体中傷だらけ。



でも今は考え事をしながらでも


なんとか避けられる…！







もしかして、さっきのしのぶ姉さんの攻撃は遅効性だった…?!




今も炭治郎や伊之助が技を出しているけれど



やはりさっきより命中率が上がっている…！






今だ…！




今しかない！






両親から受けた暴力で得た能力でも…！






美月や仲間のために使うなら…！




私の目などどうでもいい。









これで美月の日常が戻ってくるのなら、



私はどんな事でも出来る…。








胡｢…カナヲ…！｣



しのぶ姉さんは私があの技を出そうとしていることに気づいているよう。





それでもいい。





私は深く息を吸うとカッと目を開く。





カ｢…花の呼吸


終ノ型




彼岸朱眼…！｣



動体視力を最大限まで上げ…周りの動きがスローモーションに見える。



そして驚いた表情で私を見つめる水柱様や炭治郎。







大丈夫。




私があいつの頚を斬るから。

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