蝶屋敷の食事係の私と霞柱の間に子供ができた件。弐【時透無一郎】

肆拾壱ノ話 ページ45

しのぶside




…美月はほんとに良い人に巡り会えましたね。



こんなに必死に励ましてくれる男性はそう居ませんよ。





だから美月、辛いだろうけど乗り越えて…？





お願い…！








胡｢…美月、次治まったら食事ですよ…。


苦しいけど食べて…！｣




美月は体が小さい。


その分体力も少ない…。





この苦しみようは危ないかも知れません…。



美月はどんな怪我をしてもここまで涙を流して呻くことは無かった…。


ここに来た時も虐待で酷い怪我をしていたけれど…。



ぐっと堪えて涙も流さなかった。






そんな美月がこんなに…！



相当辛いのでしょう。






私が…！



絶対3人とも死なせない。






胡｢…アオイ！私は栄養剤を調合してきますから少しこの場を任せます｣



私は少しでも体力伸ばして温存できるように薬を調合することを決めた。






胡｢何かあったらすぐに呼んでください｣






…美月、大丈夫だから。

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