霞柱の許嫁が蝶屋敷の食事係の私だった件。【時透無一郎】

参拾捌ノ型 #平和 ページ43

美月side(語り口調バージョン)


お花見っていいですねぇ！



皆さんこんにちは〜！


天崎美月です！

私、元気になりました…！




只今絶賛お花見中なのです。


お粥も美味しかったんですが
やっぱり三色団子めちゃめちゃ美味しいです…！






天｢…無一郎さん！｣


無｢ん？なあに？｣


なあにって可愛いじゃないですか…。

赤面してしまいますよ私！！




天｢また、お花見行きましょうね…！
ずっと家にいちゃ、つまらないでしょう？｣





無｢…うん。でも、僕は美月と家にいるだけで幸せだよ？｣




思わず私、何も言えなくなってしまいました。


…嬉しくて。






天｢わっ私も、無一郎さんといるだけで幸せですよ？｣



すると無一郎さん、

何か不満そうな顔をしてこちらを見てくるんです。



天｢…どうかしましたか………？｣



無｢…ううん、ちょっと心配になっただけ。

美月は可愛いし、美人だし、優しいし…おまけに料理上手だし…


………美月が誰かにとられないか。｣



ちょっと褒めすぎじゃありません？

いや〜私照れちゃいますよ？


でも悪い気はしません。



というか…私こそ無一郎さんがとられないか心配です。


天｢…私の方が心配ですよ…？

無一郎さんは、私には勿体ない程


強いしカッコイイし優しいし…おまけに可愛いし………

ファンがいっぱいいると思うんですよ！｣


ふんっ！


言ってやりました。


褒められっぱなしって案外恥ずかしくなるものなんですよ？



無一郎さんは赤面して顔を逸らすかと思いきや、


驚いた表情で私の方を見てきたんです。




無｢…何言ってるの、僕は美月一筋だよ…？｣




ここですここ！

無一郎さんはドキッとしてしまうような言葉をサラリと言えてしまうんです。


天然なのか何なのか…。




天｢わっ私もですよ？
もう、無一郎さんズルい！｣







すると後ろから声がしたのです。

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