霞柱の許嫁が蝶屋敷の食事係の私だった件。【時透無一郎】

肆拾ノ話 #いちゃいちゃ ページ45

はいはーい！美月です！


お家に帰ってきました〜！



今日は少し寒いです。


天｢うぅ…寒い…。｣



すると無一郎さんは私の方に走ってくるのです。

何事かと思って身構えていると、



なんと…私を後ろから抱きしめてきたんですよ。



天｢…なッ……！どうしたんですか…？｣



体がポカポカします…。



無｢…だって、美月、寒いんでしょ？

こうしたら暖かくなると思って……。｣




…ッ！



ドキドキして顔が熱くなる…。



五月蝿く鳴り続ける私の心臓はもう爆発寸前。



…絶対聞こえてる…。






そしてこう呟く無一郎さん。

無｢…嬉しい。｣




嬉しい？…何が………？




無｢…美月が僕にドキドキしてくれてるから………｣



まだ抱きしめている腕を離さない無一郎さんは


幸せそうな声色で言った。




それと同時に私の爆発寸前の心臓がもっと速く鼓動を打つ。



天｢…ッ！///
もう…爆発します…っ！｣




無一郎さんは不思議そうに私の真っ赤な顔を見つめる。




無｢……？何が？｣



天｢………私の心臓がですっ！｣

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