拾捌ノ話 #お昼寝 ページ20
天「ええっ?!一緒の布団で、寝るんですか!」
無「そうだよ?だって君、布団干しちゃってるじゃん」
そう言って時透さんは庭を指さす。
そこには「がんばれ」と言わんばかりに風に揺れる布団…。
天「…いやいやいや!私はゆ、床で寝ますから!」
ぶんぶんと横に顔を振ると
時透さんはニヤリと笑って自身の布団に私を引きずり込む。
無「…ほら、床なんかで寝たら体痛くなっちゃうよ?」
天「…///…分かりました…。」
そう言ってしばらく気持ちよく眠っていると、
誰か人が訪ねて来た様子…。
でも眠いからちょっと待って…
時透さんは気づいていない様子で爆睡している。
??「時透くーん!時透くーん!
じゃあ、入りまーす!」
ん…?
帰りますの聞き間違いよね〜…
そうしてもう一眠りしようとした時。
??「ときと…ええっ!」
誰かが裏庭から顔をひょっこりと出して大声を上げる。
流石の大声に時透さんも起きた様子。
無「…ん……?だれ…?あ、炭治郎」
炭治郎、と呼ばれた箱を背負ったその少年は
何か見てはいけないものを見たような表情をしている。
いやっ違うのよ?!
そんな変なことしてないのよ?!
お願いだからそんな顔しないで〜
炭「時透君、その人は…」
無「ああ、僕の許嫁。」
いやいや、そんな言い方するとなんか勘違いされるよね?!
しかし私は落ち着いて挨拶する。
天「こんにちは。
時透さんの許嫁の天崎美月と申します。
私は蝶屋敷の食事係をやっておりました。
どうぞよろしくお願いします。」
どうだ!私、上手く言えたよね?!
若干猫被ってるけど笑
炭「あ、俺は鬼殺隊の竈門炭治郎と言います。
こちらこそよろしくお願いします…!」
無「炭治郎、そんな気を遣わなくていいよ
美月は僕と同い年だし、
さっきの猫かぶってるだけだから…」
猫かぶってるって言われたぁぁぁぁ!
天「っ時透さん!余計なこと言わないでください!」
私は思わず素を出してしまった。
炭治郎君は苦笑いしている…。
炭「あ!あの料理が上手いって評判の!」
え、私って評判になってたの?
自称料理人の私からしたら嬉しい限りだった。
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水瀬あまね(プロフ) - るーととは僕のことだ!さん» コメントありがとうございます…!更新頑張りますね、! (2020年7月14日 21時) (レス) id: 11380dd944 (このIDを非表示/違反報告)
るーととは僕のことだ! - 面白いです!!私も色々な過去があるので自分のように感じながらみてます!これからも頑張ってください! (2020年7月11日 17時) (レス) id: 315c812a82 (このIDを非表示/違反報告)
水瀬あまね(プロフ) - 抹茶さん» ご指摘ありがとうございます…!直ぐに直させていただきました。 (2020年6月6日 20時) (レス) id: 11380dd944 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - 39話、天崎が天野になってますよー (2020年6月6日 20時) (レス) id: dff0e218d6 (このIDを非表示/違反報告)
水瀬あまね(プロフ) - ねぎとろ丸さん» 暖かいコメントを下さりありがとうございます!無一郎くんいいですよね笑これからも更新を頑張ります…! (2020年6月1日 17時) (レス) id: 11380dd944 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水瀬あまね | 作成日時:2020年5月30日 13時