甘露寺蜜璃は大家族になりたい！弐ノ章【おばみつ】

参ノ話 #Happy Wedding ページ3

蜜璃side



そろそろだわ…！




父｢蜜璃………こんなに大きくなって…｣ｸﾞｽﾝ






お父さん…



泣いているのね…





甘｢…お父さん、ありがとう｣




するとお父さんは顔を上げて笑った。



父｢おめでとう蜜璃、


いい人に巡り会えてお父さんも嬉しいよ｣






すると目の前の大きなドアが開かれ、



少し遠くには小芭内さんが立っていた。






大きな教会に綺麗な音色が響く。








席には皆や親戚の方々がいた。



ああ、色んなことがあったなぁ…





思い出に身を浸らせていると、





あっという間に小芭内さんの元へ…。









神父｢…新郎、伊黒小芭内。

貴方は、ここにいる甘露寺蜜璃を妻とし、


病める時も、健やかなる時も、


富めるときも、貧しきときも、


お互いを尊重し、慈しむと誓いますか…｣






伊｢…はい。誓います。｣


小芭内さんは、


ゆっくりと、しかし力強い声で言った。




神父さんは微笑むと、私の方に向き直り




問いかけた。



神父｢新婦、甘露寺蜜璃。


貴方はここにいる伊黒小芭内を夫とし、


病める時も、健やかなる時も、


富めるときも、貧しきときも、



お互いを尊重し、慈しむと




誓いますか…｣







私は静かに言った。



甘｢…はい。誓います｣







神父｢………では、誓いのキスを…｣





小芭内さんは私のベールを持ち上げる。









…そして、触れるだけのキスをした。









教会中が、



幸せに包まれた。









____小芭内さん…貴方となら、世界一幸せな女の人になれる気がするわ

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