検索窓
今日:19 hit、昨日:34 hit、合計:30,864 hit

31 ページ31

『うわぁ、』

「ね、そんなガン見せんといてや…セクハラやで」


『っ!ちゃう!、な、なんて言うか…着痩せするタイプなんやなぁって』

「はぁ?喧嘩売ってるん?」


『ちゃう!そうやなくて、ぁ〜、思ったより胸大きくて、その、目のやり場困るって言うか…///』


赤面しながら私の顔を見ずに
弁解をしている


着痩せって…
そう言うことか

もしかして成長期やから胸も…


「ちょ、何言ってるん!///」

言わせたの私なのに
なんか恥ずかしくなってしもた


『見いひんから!安心して!』


ザブーン

「うわ、」

波が来たと思えば
引き潮で体のバランスが崩れて

後ろに倒れる

私のヘソ上くらいまで海に浸かってたから
転んだ勢いで顔も海に浸かった


『大丈夫か?』

「ケホケホ、うん、ビックリした」

『もう、危ないからくっついとき?』

さりげなく腰に手を回されて
ぴとって抱き寄せられる


「あ、あの」

『ん?あ、浮き輪とか持ってくるべきやったな?』

そうじゃないけど

『Aって泳げる?』

「え?…一応泳げる」

『競争とかしてみいひん?』

「えー」

『ええやん!ちょっとだけ!な?』

「しゃーないな」


『ここから、遊泳できるギリギリまでな?』

「わかった」

『よーい、…どん!』

久しぶりにちゃんと泳いでなんか疲れた


勝敗は

もちろん小瀧の勝ち

手足長いから有利やねん

「負けたぁ」

『Aちっさいもんな?笑』

「アンタが巨人なんじゃ」

『よし、ほんなら、戻るのも競争な?』


やれやれ、戻りますか

泳いでると

ツーンっ

「あっ、」


足吊った!


あと少しのところで足吊って
地面に足がつくか、つかないかのところだったから

バランスを崩して溺れてかける私


「んぐっ、んん!」

『ん?A?…大丈夫か?って!
大丈夫か!』


溺れかけてる私を見つけて
助けに来てくれた

ぎゅっと抱きあげられる

「ゲホッ、ゲホッ」

『どうしたん?』

「足、吊っちゃって」

『ごめんな?無理させてしもた?』

「ううん、でも怖かった」

浜辺の方についても私を抱きしめたままで

私も怖くてついついしがみついてしまった

32→←30



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (48 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
144人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:AB | 作成日時:2023年4月16日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。