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「せやな！私が可愛いとかあり得へんか」
『せ、せや！あり得へんやろ、今気付いたんか笑』
「って、どんだけ失礼やねんホンマ、そこの海に沈めたろか！」
泣きそうになるのを堪えて
いつものノリで返した
「なぁ、トイレ行きたくなったから…代わりに望が飲みもん買って来てや」
『え、あぁ、わかった』
「私お茶でええから」
『おん』
とりあえず気持ちを落ち着かせたくて
ひとりになる
「…」
なんで
こんなアイツの言動に振り回されなあかんねん
一瞬だけ
可愛いって言われて
嬉しかったのにな
「ふぅ、」
深呼吸をしてから戻る
「ごめんな、買って来てもらって」
『別にかまへんよ』
望は私の気持ちなんか気付くわけもないだろうし
何事もなかったかのように望に接した
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作者名：AB
| 作成日時：2023年4月16日 18時
