来客 ページ25
トモside
何やらパパさんが大きな箱を持って帰ってきたと思ったら
見覚えのあるような、ないような顔の男の人を連れてきた
パパさんのお友だちやんな？
なんか見たことある気がする…
あ、でもパパさんお仕事行く前になんか言ってたな…
流星と…誰か連れてくるって…
なんて言ってたっけ?
緑)ﾐｬｰﾝ(パパさん、誰だっけこの人)
「ん？トモは�霤追�長と遊ばんの?」
はまだぶちょ…
はまだぶちょっていうん？この人…
�陝屮瀬�〜、はまちゃんやで〜」
ん？でも、はまちゃんって言うてるわあの人
名前いっぱいある人なんやな…
そう思いながらも
この前流星に意地悪されたから俺はあの人のところに行かんとパパさんの足にすり寄る
「トモは俺がええのかぁ♡」
緑)ﾐｬｰﾝ(せやで、パパさんがええの)
前足でパパさんの足を触れば
ふわっと抱っこしてくれた
パパさんの匂いがする
ええ匂いや
いっぱい撫でてくれるからきもちぃ
緑)ｺﾞﾛｺﾞﾛ…(パパさんの手は魔法の手やぁ)
気持ち良くなってると
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
緑)ﾐｬｯ(ﾊｯ…なんやっ)
突然音が鳴って
パパさんを見つめる
「あ、流星かな？」
パパさんは俺を抱っこしたまま玄関の方へ
ガチャっと開けると
相手は流星で
流「来たで…お、トモやん」
「いらっしゃーい。あがって」
流「お邪魔しまーす」
「手洗ってからトモとダイに触ってな？」
流「OK」
流星…
俺は覚えとるからな…この前意地悪されたこと…
イケメンやからって油断したら意地悪されたんや…
チュールの恨みは忘れへんからっ
手を洗ってきた流星は早速俺にパッと手を伸ばしてきたけど
緑)ﾐｬｰﾝ(嫌やっ、パパさんから離れへんから俺)
ﾌﾟｨｯと顔を反らした
「あれ、どうしたんトモ…人見知りせんやん」
緑)ﾐｬｰﾝ(俺はパパさんがええの)
流「あれ？トモ、俺やで?忘れた?」
忘れるわけないやろっ
チュールくれへんかった流星やんっ
緑)ﾝﾆｬﾝｯ
「なんや、機嫌悪いなぁ…」
流「チュール持ってきてんけどなぁ…」
ﾋﾟｸ
緑)ﾐｬ…(チュール持ってんの?)
「あ、反応した」
流「チュールあげるからこっちおいで？」
緑)ﾐｬｰﾝ(チュールくれぇ！)
「おー、なんと単純な…」
パパさんの抱っこから手を伸ばして流星の方へ
緑)ﾐｬｰﾝ(やっぱりイケメンやなぁ流星は)
「さっきのなんだったんってくらい、今うっとりしてるな」
やっぱり流星ええやつやわ♪
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作者名：AB
| 作成日時：2023年3月7日 8時
