ダイの敵 ページ12
緑)ﾐｬｰﾝ(え、抱っこおしまい?)
赤)ﾆｬﾝｯ(トモっ)
ダイはすぐに俺のところに来てペロペロと舐めたり体を擦り寄せてくる
赤)ﾆｬｰ(アイツの匂い消したる)
緑)ﾐｬｰ(そんな悪い人ちゃうで？)
赤)ﾆｬﾝｯ(俺の敵や)
手を洗って戻ってきたパパさんと流星
パパさんはすぐにキッチンの方に行って何やらご飯の準備をし始めた
流星は俺たちのところにまたやってきてソファに座った
ダイはそれを見て
赤)ﾌｼｬｯ(なんでこっち来んねんっ)
威嚇する
「こらー、ダイ〜、やめなさい」
遠くからパパさんがダイに注意する
パパさんの声にチラッとパパさんを見るも、すぐに流星に視線を戻してガチガチに敵視してる
緑)ﾐｬｰﾝｯ(ダイ、やめなさいっ)
赤)…(なんでやねん)
緑)ﾐｬｰｯﾐｬｰﾝ(パパさんの大切なお友だちなんやで？)
赤)ﾆｬｰ…(それはわかっとるけど…)
「トモにも怒られてるやんか」
流「ダイ、仲良くしようや」
流星がそっとダイに手を差し出した
赤)…ﾝﾆｬﾝｯ(…嫌やっ)
パシッと流星にパンチをかました
緑)ﾐ"ｬｰｯ(こらっあかんやろ)
俺が怒るからダイはビクッとして
バツの悪そうな顔をしながらも…パンチした手を舐め始める
流「今日は、ダイと仲良くするために、これ持ってきてん」
そう言って出してのはチュール
緑)ﾐｬｰｯ(チュールやぁっ)
赤)ﾆｬｰｯ(チュール！！)
これ、大好物やねん
でも、そのチュールに飛びつこうとすれば
流星に抱っこされて俺にではなくダイにだけチュールをあげる
緑)ﾐｬｰｯ(俺にもちょうだいっ)
ジタバタするけど抱っこは解かれることなくて
ダイだけ美味しそうに食べてる
緑)ﾐ"ｬｰｯ(いやぁっ、俺も食べるっ)
流「トモには後であげるから」
緑)ﾝﾆｬﾝｯ(今がええのぉっ！)
赤)ﾆｬｰﾝ(うまぁっ！)
「…トモ…おいで？」
ジタバタする俺を見かねてパパさんが俺を呼んだ
緑)ﾐｬｰﾝ…ﾐｬｰﾝ(パパさーんっ、この人意地悪するっ)
「うん、そうやな…嫌やったな」
そっと俺を抱っこしてパパさんがチュールを出してくれた
やっぱりパパさんが1番好きやわ
お友だち意地悪や…
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 460人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：AB
| 作成日時：2023年3月7日 8時
