拾われた子3（黄・赤×緑）

単純 ページ6

ともside


大ちゃんとのすれ違いがなくなったと思えば
今度は告白…

もうっ！大ちゃんモテモテなの嫌や！

小6の時のバレンタインデーもめっちゃチョコもらってたし！

まぁ、僕もやけど…
でも絶対っ大ちゃんのついでで貰ったの多いもんっ！


前まで、こんなドロドロした感情知らなかったのに…
ずっとモヤモヤする

大ちゃんは僕のですっ！！
って告白邪魔したろか

なんて思うけど
そこまで性格悪いことはしたくないし

せやから、大ちゃんをもっと僕に夢中にさせれば…なんて
めっちゃ単純やけど、1番の方法を思い付き、

『大ちゃん…もっとチューして安心させてや』

体育館裏で大ちゃんを誘う

「っ…」

大ちゃんはたぶん理性と戦ってるんやろうけど
きっと大ちゃんはするよ

それもとびきり甘いキスをしてくれる

「とも…愛してるで？」

ﾁｭｯ…ﾁｭｯ

ほら、思った通りや

『んぁっ、、んっ、、っ』

「ん…」

腰に手を回され
深くなるキスが腰にくる

ヤバい…したくなってきた

「んはぁっ」

『んぁっ、、だいちゃっ』

「とも」

熱を帯びた目で僕を見つめる大ちゃん
このまま学校やけど…してしまおうか

なんて思った矢先

キーンコーンカーンコーン…

予鈴！！

「ぁ、…とも、教室戻ろう？」

『…そうやね』


なんかお預け食らったみたいや
大ちゃんが僕の手を引いて教室まで戻った



悔しいけど
キスですっかり機嫌が治ってしまったし

僕の方が、めっちゃ単純野郎なのかも



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