拾われた子3（黄・赤×緑）

火傷 ページ38

実験が終わって片付けをしてる時やった

【あははっ】

ドン…
『うわ、、あっ、つ！！』

カシャン！！
　
「ともっ、」

ともが試験管に手がぶつかって
試験管がテーブルに落ちて割れた

先生「おいおい、大丈夫か？！」

「とも、指っ、冷やそう」

流「お前らっ、片付けてる後ろでふざけんなやっ…ともにぶつかったから火傷したやろ！」

高熱の試験管がともの指に当たったから水膨れになって赤く腫れてる

ハンカチで指を覆って水道水ですぐに冷やす

「せんせぇ！ともを保健室連れて行きますね」

先生「おう！頼んだ！」

「とも、痛かったやろ？」

『大丈夫やって、』

「いや、大丈夫やないから」

『大丈夫やって！…1人で行けるから』

「あかん、状況も伝えなあかんし…終わったらすぐ俺も戻るから」

『…』

保健室の先生に言って
火傷した指を冷やして包帯で覆ってもらった

保「ひどい火傷だね…実験してたん？」

「はい。片付けしてたら後ろでふざけてたやつらがともにぶつかって…火傷に」

保「痛かったでしょう…これ、今とりあえず冷やしたけど、ちゃんと病院で塗り薬貰った方が綺麗に治るから」

『わかりました』



保健室を出てる

指がジンジンと痛むのか
包帯で巻かれた指を押さえてて

「痛い？」

『…ん』

痛そうに顔を歪めてる

「アイツらぶん殴ってくるわ」

『ええって…わざとやないし…』

「わざとやなくても、怪我してんから…指やったらよかったけど…足とか腕やったら、もっと酷かったで？」

『ええの…』

「良くない！ともは良くても俺は良くない！ちゃんと謝って欲しい」

教室に戻ると流星が俺とともの分の荷物持って帰ってきてくれて

後ろで遊んでた奴らが謝ってきた

【ごめんっ、俺らがふざけてなかったら火傷せんかったのに】

「ほんまやでっ…謝っても怪我は治らんねんっ…慰謝料払えやっ」

『大毅っ…ええって、次は気をつけてや』

「ともは甘いんよ」

『俺がええって言ってんねんからええの』

「二度とともを傷つけんなよ！」

【すみませんでした！】




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