拾われた子3（黄・赤×緑）

見えへん存在 ページ27

「あ"〜…もうどうしたらええんや…」

流「完全にやらかしたな」

「とも、ほんまに俺に口聞いてくれへんっ」

流「やって、大毅が話しかけんなっていうたんやろ？」


「せやから、昨日ともが帰ってきてから謝ったよ！」

流「…とも、昨日かなりショック受けてたみたいやったで？めっちゃ泣いてたし」

「…」

流「嫌われたらどうしようって…でも、最後の最後に大毅がもう嫌いやって…言うたから…とも、壊れてしもたんや。きっと」

「…もうどうしたらええのっ…泣」

流「うわ、泣くなやっ…自分が悪いんやろ？」

「だってぇ〜っ…ともとこんな大喧嘩したことないしっ…ともに嫌われて、もう俺、生きていかれへんっ」


流「ともも同じやったと思うで？…大毅に嫌われてもう、ともの心…死んじゃったんやない？」

「どうしようっ……ほんまに冷たくて…別人みたいやねんっ」

流「時間かけて修復するしかないやろ」

昼休みともは既にいなくなってて
縋る思いで流星とご飯を食べながら話す

取り返しのつかない事をしてしまったんやって
ほんまに反省してる

でも、その反省した思いや姿を見せたくてもともは俺を避けるし

ともの前まで行くと俺は幽霊か透明人間みたいに見えへん存在になってしまうし

こんなに辛いこと今までなかった

ともはほんまに俺のことどうでも良くなったん？
好きやない？もう、ほんまに嫌いなん？

俺、居なくてもいい存在になってしまったん？

嫌や

俺のそばにおってよ。
また一緒に笑ってよ
俺の名前呼んでよ

1人にせんでよ…


ともでしか埋まらない穴がどんどん広がっていくみたいや


ともは今、何を考えてるん？




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