嫌われたら ページ23
『もう、大ちゃんに嫌われたかも』
また泣きそうなってるともを取り敢えず抱きしめた
これ、大毅が見てたらもっと喧嘩が拗れるかもやなぁ…なんて思うけど、泣いてるともを放ってはおけへんし
流「大毅はそんなんで嫌わへんよ。やって、ともの事めちゃくちゃ好きやん」
『…んんっ泣』
流「きっと、大毅なりに、ともの言葉を受け入れようと頑張ってんねん…ちょっと不器用なだけやって」
『…うぅっ泣』
流「もうそんな泣いたら可愛い顔が台無しやで？…ほら、涙拭いて…な？」
『んっ、、うんっ、、大ちゃんと話してみる』
流「せやな？2人の納得のいくようにたくさん話し合っとき？」
ホームルームやから、教室に戻って
放課後になった。
大毅はさっさと荷物を持つと、ともに見向きもせず昇降口へと行ってしまった
ともは慌てて大毅を追うように走っていく
『待って、大ちゃん』
「話しかけんな」
『っ』
「ともなんか嫌いや。もう一緒に帰らん。登校も別や。顔も見たくない」
大毅はそう冷たく言って
ともをほんまに置いて帰ってしまった
ともside
嫌われた。
もう…大ちゃんに
僕の言葉は届かんのか…
流「ともっ…」
流星がその現場を見てたのか
駆け寄ってくる
もう嫌や
何もかも
しんどい…
なんでこんな拗れてしまうんやろ
そんなに僕は間違ったことを言ってしもたんか
大ちゃんを思って言った言葉も
大ちゃんには迷惑でしかなった
ただ黙って大ちゃんの言う通りにしておけばこんな事にはならんかった
僕だけが我慢しておけば
こんな喧嘩にもならんかった
大ちゃんに嫌われれば
僕は生きてる価値なんかないねん
プチ…と
何か自分の中で切れる音がして
『…』
流「とも…？」
『ハハッ…』
流「ホンマ大丈夫？」
『もういい。僕も大ちゃんのこと…嫌いになる。あんなヤツ…居なくていい…依存なんて馬鹿馬鹿しい』
生まれた時からずっと2人きり
2人の世界で生きてきたけど
もうそれも終わり。
僕は大ちゃんに捨てられた
なら、僕やって大ちゃんを捨てる
『あんなヤツ“俺"も要らん』
流「とも…今、“俺“って…」
『帰る』
・
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美羽(プロフ) - パスワードがお知りたいです (2022年9月7日 16時) (
レス) id: 1be4c3356d (このIDを非表示/違反報告)
まいみん(プロフ) - 初めまして。いつも拝読させていただいています。続きがとても気になるのでパスワードを教えていただきたいです。 (2022年9月7日 14時) (レス) id: 6198bdee62 (このIDを非表示/違反報告)
三月(プロフ) - お/り/ふ/らたってますよ~ (2022年8月31日 13時) (レス) id: 439e180867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AB
| 作成日時：2022年8月30日 18時
