拾われた子（黄・赤・緑）

モーニングコール ページ10

朝、目が覚めると
淳太くんに抱きしめられながら横になってて


淳太くんもまだ目を閉じてた

眠いからもう少し寝てようかなと思ってると



「ともぉお！！！」

廊下から大ちゃんの大声が聞こえてきて

またパッと目が開いた


「ともがおらん！！どこや！！ともぉ！！」


流石にこの声に淳太くんも目が覚めたみたい

淳「んぅ〜っ……ぅるさぃのぉ…」


目を覚ました淳太くんは薄目を開けて僕を見ると

ふにゃっと笑って頭を撫でてくれた
淳「おはよう…智」

『おはよう淳太くん』

「ともぉお！！」

淳「はぁ、、やかましいな…智、大毅がうるさいから部屋戻ろか」

『うん』


淳太くんの部屋を出ると
あちこちの部屋を開けて僕の名前を呼ぶ大ちゃんがいた


「あ！！居た！！」


半泣き状態の大ちゃんは僕を見つけて駆け寄ってきた


「ともぉっ泣」

『おはよう大ちゃん』

淳「大毅、朝からうるさいねん」

「なんでっ、、淳太の部屋から出てきたんっ！」


淳「やって昨日一緒に寝たから」

「なんで！！一緒に寝てたやん！」


『夜起きて…トイレ行ったら…雷で怖くなって…淳太くんが助けてくれて…そのまま一緒に寝た』


「信じられへん！俺一人ぼっちにしてよりにも寄ってなんでこんな奴と寝てん！」


淳「こんな奴とはなんや」

「起きて居らんからめっちゃ心配したんやで？！」

淳「心配したんやなくて、不安になったんやろ？」

「うるさい！」

『ごめん大ちゃん…今度はちゃんと戻るから』

「当たり前や！」




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