拾われた子（黄・赤・緑）

一緒だから楽しい ページ47

淳「起きて…とも、だい」


「ん、、…」

『…ぅ…ん』


淳「2人で寝てたみたいやな？」


淳太くんが起こしに来てくれて

淳「もうお昼過ぎてる…お腹すいたやろ？」


確かに…そう言われれば


ぐぅ…

とお腹の音が鳴った


淳「ご飯にしよ？」


淳太くんに手を引かれ一階へ降りる

大ちゃんはすこし顔色が良くなってて
「お腹すいたっ」

元気も出て来たみたい


『僕も』

そんな大ちゃんを見て嬉しくて

楽しくご飯を食べて

たくさん寝たから昼寝をパスして
2人で遊んだ



やっぱり、大ちゃんと一緒だとなんでも楽しい



淳「まだ熱あんねんから、あまりはしゃいだらあかんで？」


「わかってる！とも！ボールで遊ぼ！」

『うんっ』




…


淳「ほら、言わんこっちゃない…」


「うぅっ」


『ケホッ…ケホッ』


僕は大ちゃんに風邪をもらって
2人して寝込んでしまった


淳太くんは少し呆れた顔で

淳「どこまでいっても一緒なんやな？」

って言いながらも


優しく看病してくれて



ほんまに大好きやなって思った




2人でおでこに冷たいシート貼って
赤い顔をさせて

「んっ、淳太だっこ」

『僕も、抱っこがいい」


淳「ほんま、甘えん坊やな？」



膝の上に乗せてくれて
ぎゅーって抱きしめられるのがすごく心地よくて



風邪って悪くないな
なんて思ったのは秘密







・

お弁当→←ひとりはつまらない

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す