拾われた子（黄・赤・緑）

怖いテレビ ページ44

智洋side


『なぁ、、淳太くん…』

淳「ん？」

『一緒に寝たい』


淳「おぉ、ええけど…大毅となんかあったん？」


『んーん…なんもない』


淳「ホンマ？大毅は1人で寝るん？」


『大ちゃんも一緒でええよ』


淳「じゃあ、3人で寝よか」

『うんっ』

淳「智の部屋でええ？」

『んーん、淳太くんのお部屋』


淳「ええけど、どうしたん？急に」


『急やないもん…』


やって…

さっき怖いテレビ(CM)見てしまったんやもん


大ちゃんはトイレに行ってて見てへんかったみたいやけど…


僕が夜トイレに行きたくなった時に
テレビに映ってたような髪の毛の長い女の人が居ったら

もう怖くて寝れへんもん


トイレにも行けへん



淳「まぁ、とにかく一緒に寝るんやな？」


『うん』


お風呂も淳太くんと一緒に入って

後は寝るだけ



「ふぁぁっ、、ねむ…」


淳「よし、そろそろ寝よか」


2階に歩いて行く

大ちゃんが先頭でどんどん自分達の部屋に向かって歩いて行く


淳「おい、大毅…今日はこっちやで？」


「へ？なんで？」


『今日はこっちで寝るの』


「え、、とも、淳太と寝るん？嫌やっ！」

『ちゃうよ、大ちゃんも寝るんよこっちで』


「え？俺も一緒？」

『うん。みんなで寝るの』


淳「智、大毅に言ってへんかったん？」


『言うの忘れてた』


淳「今日は、智のリクエストで一緒に寝るんや」


「ふーん。まぁ、ともと一緒なら別にええけど」


淳太くんの部屋はいい匂いがして
小さいライトだけつけて本を読んでくれて


静かに話を聞いてるうちに眠くなってきた


『んぅ…』


大ちゃんもうとうとしてて
大ちゃんに手を伸ばすとぎゅっと握ってくれて


そのまま安心して眠った






淳「おしまい…お、ちょうど寝たわ…」





怖い夢は見いひんかった

淳太くんと大ちゃんと楽しく遊ぶ夢を見た



夜に途中起きることもなくて
朝までぐっすり寝た



起きた時に淳太くんが僕を後ろから抱きしめてて
大ちゃんも僕の方にくっついて寝てて


なんだか
ぽぉっと心があったかくて

幸せな朝やった







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