拾われた子（黄・赤・緑）

おねだり ページ43

ある日の昼下がり

俺の服をクイクイって引っ張ってきた智。

『なぁ、淳太くん』


淳「んー？」

『あいしゅ……ゔん"んっ、、アイス食べたい』


今、噛んだ？


めっちゃ可愛かったんやけど
あいしゅって…


淳「あいしゅ食べたいん？♡」


『…うん』


少し照れた顔で頷いた彼

もう天使です。


めっちゃ可愛い


俺の息子激かわ


俺もついついデレデレしちゃうわ


「淳太ぁ！アイス食べたい！…またあのお店行こ！」


たしかに、今1番陽が高くて
暑いのはわかる


アイス食べたいよな…

俺も食べたい


淳「よし！アイス食べ行こか」


「『やったー！』」


淳「ほな準備しよ」


と言うても
昼寝後やから、寝癖を軽く直す程度やけど


お揃いのサングラスを2人につけさせて
手を繋いでいざお店へ


『えへへアイスやぁ』

「俺いちごがええな」

『僕は…チョコがええなぁ』

淳「好きなの選び」


そんなこと言いながら歩くとすぐにお店に到着

ショーケースをキラキラした目で見てる2人

淳「大毅、智…なににする？」

『チョコ！』

「俺はいちご！」


淳「僕はピスタチオで」


カップにこんもりと守られたアイスクリーム

店内の窓側の席に座って食べた



2人とも足をぶらぶらと揺らしてルンルンでアイスを食べてる



可愛いなぁ

「淳太食べへんの？アイス溶けるで」

淳「ん、今から食べる」


智はアイスを一口入れてほっぺたを抑えて美味しいって顔をした後、大毅を見つめてニコって


可愛すぎる…


『おいしいね』

「おんっ、おいしい！」


ニコニコ上機嫌の2人はほんまに可愛い

他のお客さんたちもそんな双子を見て「可愛い」って言うてる声が聞こえる


可愛いやろ俺の息子たちやで


アイスを食べ終えてから
少し散歩をして家に帰った




『楽しかった！淳太くんありがとう』

「またお出かけしよ！」


淳「せやなぁ、今度はお買い物とか行きたいなぁ？」


いろんなところに連れてってあげたいわ




最高の休日になった

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