拾われた子（黄・赤・緑）

休息って大事 ページ42

プール遊びを思いっきり楽しんだからか


昼食になって


2人ともカクンカクンと頭を揺らし
半分寝ながらご飯を食べてる


赤ちゃんみたいなや…


水って結構体力消耗するもんなぁ


淳「2人とも、ちゃんと食べてから寝ぇや？」


「ん、、」

『んぅ』


もぐもぐをしてるうちに
また目がとろぉんって下がってきて


ちょっと間抜けな顔に笑けてくる

淳「ふふ、ふははっ」


あかんな
もう限界やん


半分も食べてへんけど…後で食べさせたらええか

とりあえず今口の中にあるものを飲み込ませて


2人を抱っこしてベッドに寝かせる


すぐに夢の世界に行ってしまった2人を見守ってると
俺まで眠くなってきた

部屋の温度を調節してから俺もベッドに入れてもらって3人で眠った





…


目が覚めて時間を確認すると


もう3時

結構寝てしまった

2人を起こしておやつの代わりにご飯の続きを食べさせるか


2人を見るとまだ眠ってる

いつの間にか手を握って寝てるし

ホンマ可愛い双子やな



淳「大毅…智、そろそろ起きや？」


「ん、、っ、ふぁあっ」


『んうっ』

目を覚ました大毅と寝起きの悪い智

智は眉間に皺を寄せて少し唸ってそのまま
まだ寝ようとしてる


「…お腹すいた」

淳「やろうな…ごはん半分も食べてへんからな…とも、お腹空かん？ご飯食べよ？」


声をかけると

『んーんっ、』

唸ってる

無理やり起こすと怒るかな…

でも、起きて欲しいな


淳「もう少し寝てる？」

『……んっ』

淳「ほな、大毅と先に行ってるで？」


『…んーんっ』

あ、それは嫌なんや


淳「抱っこする？」

『…ん』


抱っこして欲しいんやな

はいはい
抱っこな

智を抱き上げると
ぎゅーってくっついてて

片方の手で大毅の手を握って下に降りる


おやつの代わりにご飯の続きを食べさせる


「ん、、うまい」


すっかり目が冴えた大毅はモリモリと食べてて

グズグズしてた智も目が覚めて
そっと俺から離れると大毅の隣に座ってご飯を食べ始めた


『んまぃ』

食後にフルーツの盛り合わせを出してもらう
智は目をキラキラさせて食べてた


可愛いやっちゃなぁ

淳「とも、美味し？」

『おいひぃ♡』

淳「よかったねぇ♡」

「とも、俺のメロン一個あげるで？」

『ええよ、大ちゃんが食べて？』

「とも好きなんやろ？」

『僕の好きなもの大ちゃんにも食べて欲しい』


「っ、そんな可愛いこと言われたら食べるしかないやん！」



『えへへ』


天然小悪魔の誕生やな






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