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Aside


最近…


バイト先付近にあの男たちがウロウロしてる




眼帯してるから目立つのか

情報を聞きつけてきたのか


ビクビクしながらバイトをする毎日



望「A……おいA、大丈夫か?ボーッとしてるみたいやけど」



『あ…大丈夫』



望「おいで」


手招きされて
何も考えずに望さんに近づく


長い腕が伸びてきて


急にフラッシュバックした




『っ、』


バシッ



望「え」

『…ぁ、ごめんなさい…』


望「ええけど…どうしたん?調子悪いん?」



『(フリフリ)』


望「…寝よか」

ベッドに押し倒されて
ほっぺたにキスをされる


そのまま抱きしめられて


望さんの匂いに包まれて
なんだか力が抜けると言うか

安心できた






『また居る…』


「あ、なぁ、ちょっと聞きたいことがあるんだけど…片方目の色が違くて…身長は君ぐらいの女の子見なかった?」



『(フリフリ)』

「そうか」


キャップを深くかぶって顔を見ないようにしていたから



バレなかった


嫌な汗が流れて
早くその場を立ち去ろうとしたのに


「あーあ…嘘つかなきゃ良かったのになぁ」


『っ…』


「見ーつけた」

「1ヶ月もほっつき歩いて…男のとこにでもいたのか?淫 乱」


逃げようとしたのに
腕をギリっと掴まれて

逃げるに逃げられない


心臓が変に早く不規則に動いて

パニックから呼吸もおかしい


早く逃げたいのに



望『A、おいで』


頭に望さんの声が響いて


二度と望さんに会えなくなるのが嫌で


掴まれた腕を振り解いて


必死に走った


「おいっ、待て!」


後ろから追いかけられる

怖くて怖くて必死に走り続けた


『はぁっはぁっ…ここ…どこ?』


なんとか撒いたけど


ネオン街で
どこに行っても同じような景色が続いてる


『どうしよう』


フラフラ歩いてると


流「あれ?A?」


『(ビクッ)…ぁ』


流「こんなとこで何してん」


『た、助けて』


流「どうしたん…とりあえず俺についておいで」



流星さんはお洒落なスーツを着ていて
螺旋階段を登った先の店に入って行った


ついて来いって言われたけど

店の前で行こうか行かないか迷ってると


またドアが開いて

流「この先に望おんで?」


その言葉に意思は固まって
流星さんの後をついて行った



ロッカーがたくさんおいてある部屋に連れてこられて

フカフカのソファに座らされた

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みい(プロフ) - 更新ありがとうございます。これからどうなるのか気になります。頑張ってください (2020年3月8日 23時) (レス) id: 055b967b0d (このIDを非表示/違反報告)
runaruna1996051(プロフ) - ABさんの作品大好きなのですが、中でもこちらの作品がとっても好きです!!!♪更新楽しみにしてます♪ (2020年3月7日 22時) (レス) id: 493fdf05b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AB | 作成日時:2019年11月10日 13時

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