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神山side


飴を口の中に入れて
音楽を聴きながら

大学へ歩いていく


校門のあたりで
スマホをいじってる
はまちゃんを発見



ずっと会いたくて会いたくなかった人に
昨日バッタリと再開して

つい、取り乱してしまったけど


もう、終わった話なんや


何もなかったんや俺たちは


俺にはのんちゃんがいて
愛を沢山くれる人がいる


過去に執着する必要なんてないんや


少し溶けた
ざくろ味の飴をガリっと噛み砕いた



「ぁ、、神ちゃん!」

『はまちゃん…おはよう』


「ぇ、、ぁ、おはよう!」


素通りしようとすれば

「待って、、神ちゃん…話があんねん」

『…俺今から1限やから』

「ぁ、そっか…ほな、昼休み食堂で待ってる…」

『…わかった』



変に緊張してしまうのは
6年間も会ってなかったし何の音沙汰なかったからや


大丈夫…俺にはのんちゃんが居るから



1限、2限と授業が終わって昼休み

はまちゃんに言われた通り食堂に行くと
「あ、神ちゃん…こっち」

はまちゃんに手招きされて席へ

「ごめんな?呼び出して」

『ええよ…慣れっこやし』

「懐かしいな」

『せやね』

「…ぁ、学食食べる?」

『ううん…弁当詰めてきてるから』


「うわ、偉いなぁ…俺は今日サボってしまったわ笑」


『…そっか』

「今まで連絡一切せんでごめん」


『…いや、別に…はまちゃんも忙しかったやろうし』


「…まぁ、」

『俺も、最後にあったあの日で終わったんやって気付いたし』




「…俺はずっと神ちゃんの事思ってた…俺があげた第二ボタン…まだ持ってたりする?」


『…実家に置いてきたかも』




ホンマはしっかりと東京のあの家に持ってきた

はまちゃんの事忘れてことなんて一度もなかった

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AB(プロフ) - 虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民さん» ありがとうございます!励みになります (2022年2月7日 6時) (レス) id: 34544f3789 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民(プロフ) - 初コメです!すっごい素敵な作品でした!AB様の作品全て見させてもらってます、これからも頑張ってください! (2022年2月6日 21時) (レス) id: 779b4574fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AB | 作成日時:2022年1月29日 18時

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