リトマス試験紙アルカリ性3

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神「ほな、月曜日」



『うん、ありがと』



あの後

なんか気まずい雰囲気の中家まで帰ってきた





なんやろ

なんであんなに楽しかったのに


こんなにモヤモヤせなあかんのやろ




『意味わからへんし』



ベッドに転がって


お揃いで買ったペンギンのぬいぐるみを抱きしめる






なんであんなに睨まれなあかんの？



私何もしてへんし



さっきの流星の態度が気になって


イライラしてしまう





『はぁ』





…

週末明けて


月曜がやってきた








『んぅ、』


流「よ、…はよ起きろ」



『ふぇ！！』



流「学校…遅刻するやろ」



『なんで？』



流「いつも迎えにきてるやろ？」



『え、』




神ちゃんは？


『神ちゃんは一緒やないの？』



流「…やっぱお前あいつの方がええの？」



神ちゃんの名前を出せば不機嫌になる流星




『あ。いや…だって…いつも一緒やったやん』



流「今日は先に行ってもらった…俺だけ」



『あ、そうなん…』



流「ってか、あの写真なんなん？」



『写真？』



流「コレやコレ」



スマホから私と望の写真


仲よさそうに写ってる



いつの間にとったんやこれ



『あ、…遊ぶってあの時言ってたやん』



流「なら、これは？」



見せてきた写真は

あの過激な下着姿の私



ちょ！



おい、いつ撮ったんやこれ




流「なぁ、何他の男に体見せてるん？」




『いや、だって…これは…望がっ』



なんて言い訳したらいいかわからないけど


とりあえず反論したくて


流「はぁ、…俺以外の男に抱かれてみたくなったん？…せやからあんなこと言うたんやろ？」




『え？』



流「俺に抱かれたくないって言うたやん」





『いや。そう言う意味やなくて…』



流「ほんまムカつく…誰でもええんかよお前は…」



『は？…何その言い方…誰でもええのはそっちやろ？』



流「は？」



『そっちやって女の子と仲よさげに歩いてたやん！
私にこだわらんでもあの子と付き合えばええやん』



流「何言ってるん？」



『は？…』



流「もしかして、夏恋のこと言ってるん？」



『…その、夏恋って人と付き合えばええやんって』



流「付き合うわけないやろ…」


『はぁ？』


流「だって…あれは妹やもん」




へ？



『妹？』



流「前に言ったやろ？妹2人おるって…あれ末っ子」



『でも、上京してるって…』



流「ん、帰ってきてたんよ…こっちに」





『あ、そうなん、』





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