リトマス試験紙アルカリ性3

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『神ちゃん…』



神「ん？」


『あの。話が』




神「…おん」





…





昼休み



流星と望は何かを察してか


今日は追いかけてこなかった




神「話って何？」



『…私、神ちゃんが好き…』



神「うん」



『でも、その好きはたぶん恋愛やない』



神「うん」


『それに、付き合う前に流星たちとキスしたとこ見られたけど…』



神「うん」



『私…サイテーな女やから……神ちゃんと付き合う前から流星とは…その体の関係があって……初めは無理やりやったけど…どこか受け入れてるとこあって…』


神「うん」



『神ちゃんと付き合うことになってからも、その関係は終わらなくて……こんなに私は汚くて…サイテーで神ちゃんを汚したくなくて…

大事な人だから嫌われたくなくて…』




神「そっか」




『前に元彼の話をしたけど』


神「うん」



『その時も流星や望に邪魔され続けたんやけど…別れた原因というかきっかけが流星としてしまったことやったから…』



神「あー、せやから、"無理やり別れさせられた"って言ってたんや」




『…うん……こんな平気で浮気する女振ってください…これ以上神ちゃんに汚いところ見せたくない…』




神「……わかった……何となくやけど…もしかしたらって思ってた…流星は特に、Aに対する執着が凄いから…本気で好きなんやなってわかってたのに…

俺の方こそごめん、漬け込むような感じで付き合わせて…俺の方がお邪魔虫やったみたいやし…


それでもずっと好きやったAと付き合えてよかった…


A、泣かんで？俺ら別れても友達のままやから」




『ほんまに？(泣)』


神「ほんまやで？…A、俺と別れてください」



『はい(泣』





神「もう。泣かへんの！俺と別れるの嫌みたいやん」




『やってっ…わからへんけど苦しいんやもんっ泣』




神「俺はAから離れたりなんかせんよ？ふつうにこれまで通り仲の良い友達に戻るだけや」




『うん泣』


神「今度はAがちゃんと向き合う番やで？」


『うん』


神「ほな。先教室行くな？」


『…うん』


神「そんな顔じゃ、せっかく可愛い顔が台無しやで？落ち着いてから来るんやで？」


『わかったっ』









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