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『私…』
何から話せばいいのかわからない…
でも伝えないとって思って
震える声で話し始めた
望さんの家を飛び出して
大毅さんに出会ったこと…
今一緒に生活してること
望さんは目を見開いて
そのうち手に握り拳を作って
それを震わせていた
怒ってるんだ…
でも怒っても仕方ないってわかってるみたいだった
だって
大毅さんは私と望さんの関係なんて知らなかったんだから
それに私を助けたのも偶然だから
望「今、シゲのとこにあるのもわかった……でも…なんで俺から離れていったん？…あの時、何を考えてたん？…俺はまんまとAの思う壺で怒りに任せてAを押し飛ばしてしまったけど…」
望「あの時、俺を怒らせて…何がしたかったん？」
『…これ以上…自分が弱くなりたくなかった……望さんに会うまではこんな…好きって感情とか…醜い感情なんて知らなかったのに…』
望「…」
『あの日…望さんは女の人と会ってた…それを見てしまって……仲良さそうで…とてもお似合いで…
いつか私は望さんの邪魔な存在になってしまうって思っただけで苦しくて…息ができなかった』
『望さんに捨てられる日が来るくらいなら…自分からさっさと嫌われて望さんから離れようって…』
望「だから…あの日わざと俺を怒らせるような…」
『うん…嫌われようって思ったの…計画通り…うまくいったはずだったのに…』
望「苦しかったんやな？」
ポロポロと溢れる涙を止めることができなくて
『もう…どうしたらいいのかわからないっ』
望「アホやな……俺も…Aも」
望「俺にとって大切な…愛する人はAだけやのに…」
『で、でも…あの日…女の人と』
望「それな…俺の姉貴やねん」
『え』
望「８つ上の姉貴……歳離れてるから仲が良くて…たまに会って食事とかしてたんよ」
『で…でも』
望「俺が悪かったんや…何も説明せんと行ってしまったから……それに夜もご飯いらんって言うてしまって
Aが出ていった次の日の朝…Aの手料理食べてほんまに涙出た…
それと同時に取り返しのつかへん事してしまったって思い知らされた」
それは私も同じだ
勘違いして…
取り返しのつかないことを
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Hihihika12(プロフ) - 夜に少し見てみようと思ったら全部見てしまいました…ドキドキしっぱなしで全然寝れませんでした!笑笑これからもずっと楽しみにしてます!応援してます…！このお話はなんか終わって欲しくないです…！！ (2020年4月6日 3時) (
レス) id: 3280af7ca9 (このIDを非表示/違反報告)
みい(プロフ) - この作品が好き。更新お願いします。 (2020年4月4日 17時) (レス) id: 055b967b0d (このIDを非表示/違反報告)
表裏(プロフ) - 続き楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年3月17日 15時) (レス) id: 56919a78d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AB
| 作成日時：2020年3月11日 0時
