神山くんの日常2

甘えん坊 ページ21

がぶっ



神「のんちゃん、噛まんで」



望「ん〜っ(にこにこ」



かぷっ


かぷ



以前のんちゃんの噛み癖について話したけど






何やろ…




パパジャニwestしてるからかな



のんちゃんの子ども返りが酷い





今も


俺を後ろから抱きしめて俺の首を

かぷかぷと甘噛みしてる






噛み跡つくと


ファンの子とか勘違いしてまうし



隠さなあかんくなるから


めんどくさい



から噛まんといて欲しい





それに熱くなるこの季節



ダボっとした衣装とか


雑誌の撮影とかで裸や露出多めの服とか


大きめのＴシャツとか

色々着るから



そんなもの見えたら大変なんや






だからやんわりと噛まないでと言ってるのに



全く聞き耳を持ってくれへん





神「…望、噛まんといて」



望「…ん〜」


俺がいつものんちゃんと呼んでるのに

望と言ったから



怒ってると思って



一瞬落ち込んで

そして不機嫌に唸った






神「噛み跡つくから、やめて」



負けじとまた言うと



泣きそうな顔になって口を離して





俺の背中に顔を押し付けた




泣いてる？



なんて思うけど




ただ反省してるのかもしれへんし



放置しておくと



望「望やなくて…のんちゃんって言って」



と甘えてくる





神「ごめんごめん…怒ってへんから、そない落ち込まんといて」




優しく言うと



ぎゅっと抱きしめる力が強くなった







甘えん坊さんな俺らの末っ子




素直なところも可愛い



守ってあげたくなる



これが母性ってやつか…








望「神ちゃんは照史から『もんち』って言われてる」



神「せやんな？」


望「俺は大体『のんちゃん』」



神「おん」



望「神ちゃんと俺の間をとって『のんち』って呼んで」




神「のんち？」


望「おん笑」



照「紛らわしいわ…のんちともんち」



望「のんちって呼ぶのは神ちゃんだけ」



神「俺だけなん？」



望「おん、神ちゃんだけ特別っ」





何が嬉しいかはわからんけど


特別と言われて悪い気はしない


神「のんちぃ」


望「あーぃ」


可愛いな



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