神山くんの日常2

なぁなぁ… ページ19

流「なぁ、」



あ



流星やなこの声は




「なぁ」だけやと

誰に声かけてるか分からへんで？



ここに6人もおんねんから




そう思いながら雑誌をペラペラ








流「なぁ、神ちゃん、なぁなぁ」



あ、



俺か



俺を呼んでたんか




神「ん？どうしたん？」


流「なぁ…神「近っ！近い近い！」」


距離感バカ男なんかっ！？




ふつうに

振り返ったら


顔がドアップで


ビビる





普通にもう数センチでキスできそうなくらい近いっ






流「？、でさ」



いや、

伝わらんし！！





それを見ていた照史が



照「いや、流星さんっ笑、普通に距離感おかしいから、少し離れたり？もんち困っとる」


流「あぁ、(スッ)…でさ、」



いや


よく何事もなかったかのように話せるな！



相変わらずの不思議ちゃんやわ






これが


天然流星




…




レギュラー番組の収録中




スタジオに食べ物がやってきて

それを囲むようにやり取りをする





その時




流「なぁ神ちゃん(ボソ」



神「ん？」



ズシッ


う、



重い…



たしかに俺は小ちゃいかもしれへん


せやからって耳打ちするときに


全体重を流星の肘経由で俺の肩に降り注ぐ





重い方が気になって


話が入ってこうへんかった

せやから見つめられても返答に困る



神「ごめん、もう一回(ボソ」


流「せやから、照史がスタジオに食べ物出て来てやけにうるさなったよな？(ボソ」



神「あー笑、たしかに、全員食べられるわけちゃのにな笑(ボソ」



りゅかみ『(クスクス笑)』





まぁ


流星は

力の加減も調節できないような天然ちゃんなんです



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