不動のモテ男は女嫌いでした（青） (ページ5)

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願望ページ5

Aside

黄「真白、いや、A今日もお疲れ様…今月も1位やぞ」

『ありがとうございます…こんな私を指名してくれるなんて、本当感謝しかないです』

黄「その謙虚なところがほんまにええわ、この調子で頑張ってな？」

『はい』

「お疲れ様です、真白さん」

『お疲れ様です』

仕事が終わって久々の休み

アパートに帰って

すぐにメイクを落とす

あまりメイクは濃くしてないから

すぐに落ちる

お風呂にゆっくり入って

肌のケアをしてから

モコモコの部屋着に着替える

『疲れたぁ』

のびーっと体を伸ばして

大好きなクッションを抱きしめる

prrr

『もしもし？お母さん？…うん、うん、お疲れ様

お給料入ったから今月も入れておくね？

うん、いいの、お母さんには本当に感謝してるから、このくらいさせて…うん、じゃあね』

私は母子家庭で育った

父親は病気で私が幼い頃に亡くなった

母親は私のために頑張って働いてくれて

彼氏も作りたかっただろうに

だから私がお金を稼いで少しでも楽に第2の人生を歩めるようにしてる

それに私には夢があって

早く子どもが欲しい

旦那さんなんていらない

シングルマザーで子どもと幸せに生活したい

だからお金もたくさん貯めてる

恋愛なんてどうでもいい

ただ子どもが欲しい

でも

一方的にやられたくもない

だから

私はお金持ちで私に興味を持ってくれる

んー

既婚者相手が理想だな

慰謝料もらいながら幸せに生活したい

こんな願望叶えてくれる人居ないかな

オーナーの淳太さんと出会えて良かった

体を売ってお金を貰おうとしてる私に声を掛けて

この仕事を紹介してくれたから

入ったばかりで

運がいいのか

売り上げのランクがどんどん上がって

気がつけば1位になってた

お酒も強いらしくて全然この仕事が辛いとは思わなかった

新入りなのに売り上げを伸ばす私のことをいいとは思わない人は居たみたいだけど

オーナーの淳太さんや

ボーイの照史さんが私を守ってくれて

嫌がらせをしていた先輩たちは次々に辞めてった

だから今はすごく仕事がやりやすい

こんなに恵まれてていいのだろうかと思うほど

『明日…何しようかな』

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