不動のモテ男は女嫌いでした（青） (ページ4)

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No. 1 ページ4

『自己紹介が遅れました…私は真白って言います』

そう言って名刺を出してきた

紫「真白ちゃん会いたかったわぁ」

『ふふ、濵田さん酔ってます？笑』

紫「ぜーんぜん酔ってへんよー！」

青「さっきまでたくさん飲んでたでしょ」

紫「お酒ちょうだい」

『はい…』

そう言って出したのはお冷

紫「ありがとうー」

ふにゃふにゃしてるはまちゃんはそれを受け取って飲んだ

紫「ん？水？」

『今日はお酒はもう飲まない方がいいですよ』

紫「えー」

『だってここで呑んだら気分悪くなるでしょ？私といるときは気分良くあって欲しいから』

そう言うとはまちゃんは

紫「なら、お水飲むー！」

元気になってもうた

上手いな

手のひらでうまく転がしてるわ

『流星さんは呑めますか？』

青「あ、はい」

お酒を作ってくれてそれを飲む

はまちゃんは真白というホステスにデレデレ

ほかの子は

はまちゃんのおもんないジョークに笑って

その場を盛り上げていた

女は嫌いやけど

なんか

ここは思ったより居心地悪くはないな

なんて思った

それに

真白って言うホステスも

話を広げるのが上手で

聞き上手な人だと

ただ感心した

全然不快な感じがなくて

自己主張が強くなくて

こんな女の人もいるんやなって思った

…

紫「帰りたない～」

『お仕事あるでしょ？お仕事頑張ってまたここに来てくださいね？濵田さんの仕事頑張ってる話聞きたいです』

紫「っ！俺頑張るわ！最後にぎゅーってしたい」

『んー、本当はこんなのしてダメなんだけど…濵田さんだからしますね？』

そう言ってはまちゃんがぎゅーってして

それをよしよしと頭撫でていた

もう

犬と飼い主やな

『流星さんも今日はありがとうございました…よければまた来てくださいね』

最後まで完璧にもてなしてくれた

この人、人気あるやろなぁ

そう思って顔写真をチラッと見ると

No. 1

の文字が名前の下にあった

え、

俺、ここのNo. 1の人にもてなしてもらったん？

紫「今度はちゃんと貢ぐからな？」

『ほどほどでいいですから』

お見送りされ

はまちゃんはご機嫌で帰っていった

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