不動のモテ男は女嫌いでした（青） (ページ22)

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出会いページ22

大毅はお風呂に入りに行って

しばらくすると戻ってきた

髪の毛を乾かして

水を飲みながらやってきた

ベッドの端っこに行くと

ベッドに潜り込んできた

『ふふ』

赤「何笑っとんねん」

『初めて会ったのに、なんかすごい前から友達みたいな感じがして』

赤「普通はこんなことしいひんよな？」

『しないですよ…大毅さんだけ』

赤「ホンマに…熱あるからいいけど、毎回男を勘違いさせるようなこと言ってたらあかんで？」

『勘違いさせる？』

赤「もう、天然で煽ってくんのやめろや」

『何が？』

赤「…もう…それ以上喋るとキスすんぞ」

『…』

私が黙ると

大毅さんは背を向けてそのまま眠った

私も眠くなって眠った

…

目を覚ますと目の前に大毅さん

いつのまにか
抱きしめられるようにして眠ってた

赤「A…おはよ」

『おはよ』

目をこすって起きる

赤「熱は？」

『ん、ない』

赤「そっか…よかった」

頭を撫でられて

こういう時は

お兄ちゃんみたいで

優しい人だと思った

赤「…あ、A…俺のこと友達言うてくれたやん？連絡先交換したいねんけど…ええ？」

『…うん、いいよ』

赤「ふふ、ありがとな？」

寝起きだからまだ眠そうに笑ってる

一緒に出る準備して

『大毅さんありがとうございました…何かあれば連絡してください』

赤「おん、仕事頑張れよ？俺も何かあればすぐにかけつけるから」

そう言って家を後にした

いい人だったな

初対面の人にこんなに甘えるなんて

普通はできないことなんだろうけど

仕事柄人の懐に入るのが得意で

すっかり仲良くなってしまった

いい出会いだった

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