疑惑 ページ35
Aside
流星さんに「俺だけ見とけ」と言われてから
数週間
小瀧さんに抱かれそうになることは多々あったけど
やんわりとかわして
約束を守ってる
そんな日々が続いてやっと久しぶりのお休みをもらった
流星さんとはたわいのない会話のやり取りをして
それでも私は幸せだなって思ってた
でも、そろそろ会いたいな…なんて
よくは出てくるもので…
お休みの今日ぐらい
仕事の関係じゃなく普通に会いたい
そう思って連絡を入れようとしたけど
相手は女嫌いの人だったことを思い出して
嫌われたくないからと
自分の思いに蓋をして
気分転換にお昼にショッピングをしようと出かけた
…
季節が変わる頃
服や小物を見たいのと
買い替えたいものを見るために
色々とお店を見て回る
買い物をしていて
カップルが多くて
みんなお似合いだな…
なんて思ってると
やたらとスタイルのいいカップルがいるな…なんて思ってると
『あ…』
そこにいるのは美人な女の人を連れてる流星さんだった
仲良さげに腕を組んで
女の人は綺麗な体で少しだけ露出していて
なんというか
お似合いで
流星さんの本命の彼女さんなのか
私のことを好きにならないと言っていたから
やっぱり遊びだったのか
というより、
女嫌いって言ってたのに
普通に嫌そうなそぶりせずに楽しそう
胸がズキズキ痛くて
あんなに私に「俺だけ見とけ」って言っていても
あなたは私のことを見てくれることはないんだと思うと
やっぱり悲しくて
目に涙が溜まる
すると流星さんとたまたま目があって
私は慌てて
というか、なぜ逃げるのかわからないけど
逃げたくなって来た道を走って帰った
家に着いて
息が上がったのと
苦しくて涙が出て
もうなんだかぐちゃぐちゃ
あー、
私は
相当彼のことが好きなんだ
こんな苦しい思いをするなら好きにならなきゃ良かったと
泣きながらそんなことを思った
電話が鳴って
画面を見ると【流星さん】の文字
『はぁっ…はぁっ……っ、』
電話に出ようか迷ってると
インターホンが鳴って
息を整えて
涙を拭って出ると
青「なんで…逃げるん」
息を切らした流星さんだった
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1808人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：AB
| 作成日時：2019年3月18日 10時
