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甘え下手 ページ27

流星side




胸の中で小さく震えたA



そしてか細く


『図々しくて…ごめんなさい』



そう言ったような気がした







全く図々しくなんかないのに



むしろやっと甘えて来たって思ったのに







Aは


意外と甘え下手なんやな





それに

結構自分のことになると臆病や







落ち着かせるために優しくポンポンとたたいてると


大人しくなったA



寝てしまった






頬にキスして涙の跡を拭き取る





青「可愛いな?」





俺も眠くなって来て


また二度寝をした













目を覚ますと


まだAは眠ってる



ゆっくり体を起こして

水を流し込む



時計を見て


そろそろ起きなあかんなって思って私服に着替える





Aが起きるまで待つか



朝食…いうても時間的に昼食か



作ろかな



いや、起こして作ってもらおかな






んー


とりあえずコーヒー飲も



寝室を出てコーヒーを淹れる





淹れ終わった後


寝室のAの様子を見に行く




『…あ、流星さん』



起き上がってるA





近づいて抱きしめると



戸惑いながらも手を回して来た




青「も、大丈夫なん?」


『はい、ごめんなさい…泣くとか面倒くさいことして』



青「全然…コーヒー淹れたんやけど…飲める?」



『飲めないです』



青「ミルクと砂糖でも?」



『…苦いから』




青「意外と子どもっぽいんやな?」



ふっと笑うと


顔を赤らめて


恥ずかしそうにしてる





青「ミルクティーなら飲めるか?」


『…はい』




可愛くて頭をわしゃわしゃしてから寝室を出る




ミルクティーを作って戻ると


下着姿のA



『あ、あのっ…』



青「あー、ドレスしかないのか…」


俺の服を出して来せると


ぶかぶかで


なんか可愛かった



腰を抱いて引き寄せてリビングへ



ミルクティーを渡す



青「なぁ、お願いしてもええか?」



『なにをです?』



青「冷蔵庫のもので昼食作って」



『え』



青「無理ならいい」



『いや、やります!』




青「ふ、笑…んじゃお願いな?」



ミルクティーを飲み終えると

テキパキと働き始めた




それを見てるだけでも飽きないが


ちょっかいかけたくなって





背後に回って

ぎゅーっと抱きしめて見た




『わっ、流星さん?』



青「んー?」



『ちょ、危ない』



青「頑張ってるから、可愛くて」



『かっ、…可愛いとか…恥ずかしいです』




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作者名:AB | 作成日時:2019年3月18日 10時

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