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全科目の試験が終わって
成績の順位が張り出されていた
『おー。意外といい結果や』
望「お前、何で勉強してへんのにそんなに順位高いん？」
『天才やから』
望「アホ」
そう、300人ほどいる学年の中で
私は20位代の成績
ヘヘッと笑いながら
神山くんの名前を探す
『へ…』
あの人も大して勉強していなかった…
いや、全く勉強してるとこ見てへんのに
『なんで』
なんで5位なの…
走って神山くんがいそうな秘密の書斎に行く
『なんで…なんでなん？！』
神「…うるせぇな…何がや」
かったるそうな顔しながらこちらを見る
『なんで勉強してへんのに5位なん！』
神「ここが違うからや」
こめかみをトントンと叩きながらそう言った
要は頭の出来が違うと…
『頭良かったんや…でもバカっぽい顔やないしな』
神「さっきから…俺を下に見てたんか」
『いや。そんなつもりないけど』
しばらく沈黙があって
『夏休みやね…何するん？』
神「さぁ？テキトーに遊びまくるんやない？」
『女の子と？』
神「気になる？」
『…そりゃぁ…』
神「…教えてやんねぇ」
『…』
神「お前には…あのデカイ奴おるやん」
『のんちゃんは…ただの幼馴染やってば』
神「へぇ……渡さないとか言ってたで？」
『勝手に言ってるだけやから』
神「俺に関係ないことやけどな」
『夏休みも会いたいんやけど』
神「は？…俺は会いたくない」
『…なんでよ』
神「一度会えば…もっともっとってなるやん」
『たしかに…』
神「それはうざい」
『なら、ウザくないようにする』
神「もう、それがうざい…アウト」
『…わかった…ほな…夏休み明けまでバイバイやな』
しょんぼりとそういえば
神「……俺の家知ってんの…お前だけやから…タイミングが合えば会えるかもな…」
『それって……来ていいってこと…やんな？』
神「さぁ…捉え方次第やない？」
目をそらしながらそう言ったから
神山くんの顔を覗くように見れば
神「なんやねん…」
鬱陶しそうな顔をしながらも
耳だけ赤くて
『ふへへ』
嬉しくて笑ってしまった
笑ってるとデコピン食らって
なかなかの痛さ
神「ヘラヘラ笑ってる罰や」
そう言って部屋を出てってしまった
でも怒ってる感じがしなくて
距離が近くなった気がして胸がホカホカした
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komari(プロフ) - 楽しく読ませて頂きました！完結おめでとうございます。そろそろ、また久々に神ちゃん受けのBLも読みたいです。元々ABさんの書かれる神ちゃん受けのお話が大好きでずっと読ませていただいているので是非お願いします！ (2019年10月28日 23時) (
レス) id: 762f7c8dfc (このIDを非表示/違反報告)
@こたしげ - 完結おめでとうございます..で合ってるのかな..？^^: (2019年10月28日 18時) (レス) id: 2007f6b600 (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわ - か、か、か神ちゃんのツンデレ最高ですっ！私も身長が低いので､凄く共感できました｡のんちゃんの気持ちも考えると､複雑ですねぇ…｡これからもこの素敵な作品を宜しくお願いします！更新頑張ってください！ (2019年10月19日 1時) (レス) id: 066493aa0c (このIDを非表示/違反報告)
あおてん - 夢のようなお話を、ありがとうございます。 (2019年10月18日 21時) (レス) id: e912941f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AB
| 作成日時：2019年10月15日 7時
