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神「…」
『ダメですか？』
神「はぁ…俺ケータイ持ってへんから」
『嘘ついたらあかんっ、やってこの前使ってたの見たもん！』
神「わからんかな？…断ってんねんけど」
『うぅ…交換してくれるまでストーカーする』
神「やっぱりあれはストーカーなんや…」
『交換して！』
神「いや」
『なんで！』
神「嫌やから」
『もっと仲良くなりたいの』
神「十分やろ」
『やだ、もっと仲良くなるの』
神「うざ」
『っ、泣』
冷たく言われて
涙が出た
『うぅっ泣』
神「はぁ…めんどっ」
怠そうにそう言って
立ち上がった神山くん
何も言わずに行ってしまいそうやったから
『ごめんっ、交換はしなくていいっ…せやから……振り出しに戻りたくないねんっ…嫌いにならんといてや』
神「…女は勝手に話進めて自己解決させる生きもんやわ……ほんま自分勝手」
『う…ごめんっ』
神「嫌いにならないも何も……もともと嫌いやし…お前のこと」
『え』
神「…ただお前が俺についてきてるだけ…俺は好きにすれば？としか言ってへんから」
『っ』
涙がまた溜まってきて
ポロポロ溢れる
そんな私を見て
プイッ顔を逸らして
屋上を出て行ってしまった
『…まだ…早かったのかな』
涙が止まらないけどとりあえず戻ろうとしてハシゴを降りようとするけど
涙で滲んで足を滑らせた
着地に失敗して
足を…捻ってしまった
『いっ…』
しばらく立てなくて
腫れ上がった右足の足首
やっとの思いでゆっくり立ち上がれば
ホームルームのチャイムが鳴った
時間をかけて階段を降りて保健室へ
すぐに冷やしてもらった
泣いたから目が赤くて
相当痛かったのだと勘違いされてしまった
湿布とテーピングで固定して
片足スリッパ状態になった
親に連絡だけしてもらった
二時限目終わってからやっと教室に戻る
ひょこひょこ、怪我したばかりでうまく歩けないけどなんとか自分の椅子に座った
望「お前、どこに行ってたんだよ…って、その足どうしたん」
『階段から落ちた』
屋上で怪我したなんて言ったら
屋上立ち入り禁止なのに怒られるし、いろいろ面倒やから嘘をついた
まぁ、ハシゴも階段みたいなもんやし
望「ドジやなぁ…で、泣いたん？」
『…うん』
望「目、赤くなってる」
心配してくれるのんちゃんは優しくて好きや
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komari(プロフ) - 楽しく読ませて頂きました！完結おめでとうございます。そろそろ、また久々に神ちゃん受けのBLも読みたいです。元々ABさんの書かれる神ちゃん受けのお話が大好きでずっと読ませていただいているので是非お願いします！ (2019年10月28日 23時) (
レス) id: 762f7c8dfc (このIDを非表示/違反報告)
@こたしげ - 完結おめでとうございます..で合ってるのかな..？^^: (2019年10月28日 18時) (レス) id: 2007f6b600 (このIDを非表示/違反報告)
ふわふわ - か、か、か神ちゃんのツンデレ最高ですっ！私も身長が低いので､凄く共感できました｡のんちゃんの気持ちも考えると､複雑ですねぇ…｡これからもこの素敵な作品を宜しくお願いします！更新頑張ってください！ (2019年10月19日 1時) (レス) id: 066493aa0c (このIDを非表示/違反報告)
あおてん - 夢のようなお話を、ありがとうございます。 (2019年10月18日 21時) (レス) id: e912941f5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AB
| 作成日時：2019年10月15日 7時
