めきゃべつとぷちとまと (ページ42)

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めきゃべつとぷちとまとページ42

神山side

シゲが時折見せる不安げな顔

アホやな…

俺はどこにも行かんのに

目を覚ましてシゲを探す

俺を抱きしめてくれていた

俺はシゲの背中に手を回す

赤「おはよ」

緑「おはよ」

赤「体大丈夫？しんどない？」

行為をした後は必ず聞いてくるこのセリフ

腰は痛い

でもそれよりも心が満足してる

赤「また制御できひんかった」

緑「ええよ、シゲの気持ちが伝わるから…それに最高に気持ちええから」

赤「ほんまに…好き」

…

シゲは感情をコントロールすることが下手くそなんやわ

特に家の中では

シゲはそれを自覚していてマイナスだとも思ってるんやろな

弱い人間なんて思ってるんやろか

逆に誰にも気付かれないように隠す人の方が弱い人間なんやと俺は思うんやけどな

せやって隠すってことは信頼する人がおらんってことやろ？

弱みを弱みと見せることができる人の方がよっぽど強い人間やわ

緑「(ぎゅっ」

赤「とも？」

緑「シゲは強いなぁ」

赤「っ、」

緑「最高にかっこいい」

赤「とも…ありがと」

緑「うん、ご飯作るから手伝ってや？」

赤「おん！…あ、きゅうりは抜きで」

緑「ふふ、どうしよ？」

赤「えー、嫌やー！」

よかった…立ち直れたみたい

シゲは俺の体を気遣いながら一緒に料理をした

…

コンソメスープに芽キャベツとプチトマト、じゃがいも玉ねぎなどを入れる

あと、大毅の好きなハンバーグ

赤「いただきまーす！！…うん！めっちゃ美味い！！」

緑「よかった、大毅が手伝ってくれたおかげやね？」

赤「ほんま、そういうんズルイで////」

簡単に照れるところも可愛い

スープにある芽キャベツとプチトマトを見て

緑「なんか、このスープ前の俺たちみたいやね」

赤「ん？…芽キャベツとプチトマト？」

緑「おん、…ちっちゃくなった時見たい」

赤「ほんまや…どっちもミニチュア版やもんな」

緑「大毅？、これからもよろしくな？」

赤「、当たり前やん！手放す気ないし」

緑「俺やって離れる気ないし」

赤「もう！好き！！」

緑「ふふ笑、俺も好き！」

end.