過眠症 ページ40
Aside
目を覚ましたらそこは保健室やった
はまちゃんの匂いが無い…
むくりと起き上がると夕焼けに染まる保健室
あー、また寝ちゃったんやな…
淳「A起きたんか？」
『うん…』
淳「随分と長く寝てたな？…最近は寝るスパンが短くなってきてるって流星から聞いてたんやけど…」
『…今日だけや…』
私は過眠症って診断されたのは中学校の頃や
前から忙しそうに親が働いていて、私は一人っ子やからあの家で1人で過ごすことが多かった
家が近くの流星も遊んでくれたり、面倒見てくれたけど…私はやっぱり親との時間が欲しかったんやと思う
だから、2人が帰ってくるのを夜遅くまで起きて待ってた
でも日をまたいで帰ってきたり、そのまま帰ってこない日もあって…
寂しくて…一人ぼっちなんやって思った
眠ってる時は寂しないし、夢で親と会える
そうわかったらなんだか起きることができなくなって、今みたいな過眠症になったんやと思う
それはたぶん淳太くんもわかってると思う
起きたから帰ろう…
保健室を出て教室に向かった
流星は…部活かな？外を見ると真剣に走ってボールを追いかける流星の姿が見えた
はまちゃんは全国大会が決まって忙しくなったから毎日一緒に帰ってくれるわけやないし…
また1人か…
家に帰ってももちろん「おかえり」って言ってくれる人はおらん
もう慣れっこやけど……何でやろ…
今日はものすごく寂しいな
じわっと溜まる涙をこらえて
荷物を手に持った
初めて1人で帰るな…なんて思いながらも教室を出ようとすると誰かが走って教室の方に来る音がした
�陝�Aっ、今から帰るん？」
『っ、はまちゃん…』
�陝嵒�活、早めに終わったから…帰ろ？」
走ってきたからか息が上がってて、息を整えつつ私の方に来て頭を撫でてくれた
安心感とともに溢れてくる愛おしさ…
やっぱりこの人が好きや…
嬉しくてぎゅーと抱きついた
�陝峅供∈�めっちゃ汗臭いで？」
『そんなことない…』
泣いてるって気付かれたくないくて顔を押し付けた
そんなはまちゃんは私の顔を包んで顔を覗いてくる
�陝峙磴い討襪笋鵝帖�
そう言って涙を拭って頬にキスをしてくれる
そして瞼にキスをした後、唇に来てキスをした
�陝岼貊錣傍△蹇�」
『…うん』
そう言うとニカッと笑って頭を撫でた
�陝屬泙隻�活の格好やから、着替えて来るから待ってて」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 875人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
一波(プロフ) - 面白いです!大好きです!こゆ雰囲気の小説!素敵なお話ありがとうございます! (2018年8月3日 17時) (
レス) id: 67846066e5 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - めっちゃ面白い！更新頑張ってください！ (2018年7月22日 22時) (レス) id: 246629a831 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：AB
| 作成日時：2018年7月20日 0時
