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あっという間に放課後になり帰る支度をする


淳「A、あの…学校案内して欲しいんやけど…」


『あ、そうだったね…神ちゃん部活行ってる間に案内しよっか』


淳「おん、よろしく」




淳「小1の頃、Aが一回迷子になって…」


校舎案内をしながら昔の話をしていた


『それ覚えてる、あの時淳太くんが…』


校舎を案内し終わっても話が盛り上がり教室でずっと喋ってた


淳「ほんま懐かしいわ…」

『そうだね』


淳「Aは随分と美人になったな?もちろん、前も可愛かったけど…綺麗になった」

『そうかな…でも、淳太くんも大人になったね』


あ、そろそろ神ちゃんが戻ってくる

時計を見れば神ちゃんの部活が終わる時間を指していた

『神ちゃん来るからそろそろ帰る準備しなきゃ』


淳「待って…もう少しだけ話していたい」


『え、淳太くん?』

何で私は今、後ろから抱きしめられてるんだろ…


淳「何でやろ…なんか神ちゃんの所に行かせたない…久々に会って気づいた…俺、Aの事が…」


神「A〜、お待たせ…何してるん?」

淳太くんに何か言われてる時に神ちゃんが教室に戻ってきた

『あ、神ちゃん…ごめん、淳太くん離して?』


体を捻ってなんとか抜け出した


神ちゃんは教室から出て行ってしまって、慌てて追いかける



絶対誤解してる


『神ちゃんっ!待って!』

やっと立ち止まった神ちゃんは私の方に振り向かず

神「な、仲ええなぁ?…久々に再会して好きになったんやない?」

と無理して笑いながらそう言ってた


『なんでそんなこと言うの?』


神「俺なんかといるより、昔話でもしたらええんちゃう?…俺、用事思い出したから、1人で帰るわ」


『待って、ヤダ…淳太くんとは何もないよ…』


神「何もないわけないやんっ…あっちは絶対にっ!……やめた…こんなん言うても意味ないわ…」


振り向いて何かを言おうとした神ちゃんは途中で諦めてまた前を向いて行ってしまった



教室に戻って荷物を取り、走って神ちゃんを追いかけた



でも、神ちゃんの姿はなくて…


『なんで…何もないのに』


私…神ちゃんに嫌われちゃったのかな


そう思うとショック過ぎて涙が溢れて来る


淳「A…ごめん、神ちゃんに勘違いさせてもうたな…」


『ううん、大丈夫…私がちゃんと話すから』


その日は淳太くんが家まで送ると行って2人で帰った

・→←イチゴタルト



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トランペットが吹きたい - このお話、すごく面白いです!これからも更新頑張って下さい!応援しています( ´∀`⊂) (2018年6月10日 0時) (レス) id: 5a9ca89347 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AB | 作成日時:2018年6月9日 10時

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