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ホームルームが終わりクラスがまた賑やかになった
グゥゥ〜
寝坊したから朝ごはん食べてない…
お腹空いたなぁ…
望「ほらA…朝食われへんかったんやろ?食料や」
『えっ!いいの?…ありがとうー!!』
のんちゃんはこうやってたまに私に食料を分け与えてくれるとってもいい人なのだ
望「Aが8時半になっても来なかったら確実に寝坊やからな」
さすがです
わかってらっしゃる
のんちゃんがくれたメロンパンとオレンジジュースで空腹を満たし、授業まで話をした
望「はははw…でな?…」
のんちゃんの面白い話を聞いているとドンと人とぶつかってしまった
『あ、ごめんなさい』
?「喋るのもええけど、道塞がれるのまじ困るから」
『あ、ごめん』
前髪が重くて…目が隠れるほど伸びた髪にメガネ、ブレザーの中にパカーを着ているちょっと雰囲気が怖そうな人にそう言われてしまった
私の前の席の人だ
名前…なんて言ったけ?
か、神…思い出せない
『ね、ねぇ…あなたの名前なんだっけ?』
?「俺?…神山智洋」
『あー、そうだった!神山くん、ごめんね?今度から気をつけるね?』
ちゃんと謝ると許してくれたのか前を向いて机に伏せた
望「Aはえらいなぁ?ちゃんと謝り直すあたり…俺やったらなんやねんって逆ギレして終わりやな」
いや、だって…もし私が神山くんだったら私もたぶん邪魔だなって思っちゃうもん
今のは神山くんが正しい
ホームルームが終わって下校
今日は新学期だったから早く学校が終わった
望「A〜今日は部活ねぇしどっか寄って帰ろーぜ」
いつもは部活で一緒に帰れないけど、こうやって部活ない日はのんちゃんと帰るのが当たり前になってた
廊下に出るとのんちゃん目当てで待ち伏せしている女の子がたくさん
『私先行ってるね?』
望「あ、ちょ、おいっ!先行くなって!」
のんちゃんは背が高くて顔が世に言うイケメンだから女の子たちが放って置かないの
みんな好きだねぇ
そんな事呑気に考えながら校門で待ってた
?「なぁっ!Aちゃん1人?!…こんなところで何してん?誰か待っとるん?」
いきなり元気のいい男の人に声かけられてしまった
『え、えっと…人待ってます…というか、なんで名前知ってるの?』
?「Aちゃんのこと知らない人なんて逆にいるん?」
『わ、私そんなに有名なの?』
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トランペットが吹きたい - このお話、すごく面白いです!これからも更新頑張って下さい!応援しています( ´∀`⊂) (2018年6月10日 0時) (レス) id: 5a9ca89347 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AB | 作成日時:2018年6月9日 10時