検索窓
今日:7 hit、昨日:11 hit、合計:74,389 hit

5 ページ5

緑side

お昼ご飯は俺の家でシゲの好きなものを作った


俺はメンバーに受け入れてもらえるかどうかで不安やったからあまりのご飯が喉を通らなかった



そんな俺を察してかシゲはずっと俺のそばに居てくれて

抱きしめてくれた


俺も安心してかシゲに抱きしめてもらいながら少し仮眠をとった



赤「ホンマに可愛いやつやわ…」


緑「スゥ…スゥ…」



赤「神ちゃん…そろそろ起きなみんな来るで?」


緑「んぅ…シゲ?…あ、そうやった」


赤「おはよう…よう寝とったな?」

緑「…夢では男に戻ってたんやけどなぁ…っ、ごめんっ」


言葉にした途端思ったより辛くて涙が出て来た


赤「溜め込むよりは泣いた方がええで?ほら抱きしめとるから泣きたい分泣き」


緑「ぅぅっ…っ、…グスッ…っ」


女になった俺は前よりも弱い人間になったみたいや


シゲがいつもより頼もしく見えて今はそばにいて欲しいって思った


恋人でもないのに変やわ



しばらくして落ち着いた俺はシゲの膝の上に乗っていたけど、ゆっくりと離れた


赤「もうええの?」

緑「おん、ごめん泣いたりして…もう大丈夫、顔洗って来る」


鏡で見た自分の顔は泣いたから目が赤くなってた

冷水で顔を洗い気持ちもリセットさせた


緑「みんな何か摘まむだろうからご飯作るな?シゲは何食べたい?」


赤「唐揚げがええなぁ、神ちゃんの好きやし」

緑「わかった」


次々と冷蔵庫にあるものでご飯のおかずやお酒のつまみになるものなどを作った



緑「はい、唐揚げ」


赤「やったー!食べてええ?」

緑「ええよ、みんな来るまで時間あるし、お腹すいたもんな?」


赤「頂きますっ!…ん!うまぁい!!」

緑「ふふっw良かった」


赤「やっと笑った!神ちゃんは笑ってた方がええよ」


緑「へ?…そんなに笑ってなかった?」


赤「おん」

緑「そっか、ふふっwありがとシゲ」



ご飯食べて開いた食器だけを洗っているとインターホンが鳴った


ドキッ


はぁ、緊張して来た


キュ…

洗い物の水を止め、一呼吸置いて玄関へと向かった


震える手で玄関の扉を開けようとするとシゲの手が重なった


赤「お客かどうかちゃんと確認せなあかんやろ?」

そう言って誰が来てるのか見てくれた

赤「小瀧と流星やわ…開けるで?怖い時俺の背後におったらええよ」



ホンマに頼もしいわ

その言葉に甘えシゲが扉をあけてくれた

赤「いらっしゃい」

桃「おー、って、神ちゃんやないんかいっ!w」

6→←4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (158 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
371人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:AB | 作成日時:2018年5月26日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。