呪術界最強の兄妹になります【五条悟】

あの日 ページ1

You







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『どこに行くの？』





五「任務だよ」






『行かないで』






五「すぐ帰ってくるからね」






『やだｯ！行かないで！！ここにいて！』










『お願いｯ…ひとりはいや！』








『お兄ちゃんｯ！！！置いていかないで！！』







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『え、、。夢だ……』





ベッドの時計を見ると深夜2時、すっごくリアルだったなぁ






久しぶりにこの夢を見た気がする。私がお兄ちゃんを嫌いになるきっかけとなったあの日、そう、全てが狂ってしまったあの日






お兄ちゃんは嘘をついて私を置いていった。1人にした







いい加減許してやれよとか、拗らせすぎだとか言われても仲直りできないんだ






なんでって、







怖いから。本音を話すのが







私がお兄ちゃんのことを嫌いな理由もお兄ちゃんは知ってる。だけど2人とも本音を話すことができてない







それは仲の悪い期間が長いから、歳が離れすぎているから。普通の環境じゃないから








でも結局これも全部言い訳。本当は私たちが弱いから







『恵…のとこ行こ』







着替えて水を飲みこっそりと男子寮へ来た。バレたら反省文行きだけどどうせみんな寝てる





『入れて』




ノックをして返事を待ってみるがそうすぐには開くわけない。うるさくしたら悠仁が起きるかもしれないしやっぱり1人で寝るかと帰ろうとすると扉を開く音がした





ポヤポヤした恵だったけど私を見ると察したのかすぐに部屋に入れてくれる






伏「あの夢か？」





『うん…』





伏「一緒に寝るぞ」





私に何かあったとき恵はいつもそばにいてくれる







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