伏黒甚爾は恩人でした

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奥さんが死んだと知ってしばらく甚爾さんは荒れた。どうすればいいのか分からない私は見守ることしかできずあまり関わらないようにしていた






だけどいつまで経ってもこんな状態じゃだめだ。私が変えなきゃ







『甚爾さん、ルール決めよう。私が恵くんの世話をこれからしていくからせめて深夜12時には家に帰ってきて』







最初は放置することも多かったがだんだん時間通りに帰るようになり今では時間前には家にいるようになった






私は恵くんを育てながら甚爾さんと同じように術師殺しをしていた







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「どこにいる」





『500m先の右の角を曲がったところでタバコ吸ってる』






術師殺しの話題は呪術界でも人気で上層部は早急に私たちを処刑したいらしい。あ、これは九尾情報





別に私たちは名声や地位が欲しいんじゃない、ただお金が欲しかっただけ。甚爾さんはそのお金で呪具を購入していた





私はと言うと居場所があればお金なんて必要なかったので貯金しながら過ごしていた






そして彼とは別の行動をよくとっていた





田舎に出向き小さな村の住民抹殺などを繰り返して生きていた。お金欲しさじゃない、ただの自己満足だ





これをすることで私が満たされるような気がして地図にも乗ってないような古い村の人々を殺しながら生きている






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